比江島慎、渡辺雄太とマッチアップに「明日はやり返す」宇都宮、残り３秒劇的同点も黒星 ニュービルが最多３５得点

第４Q、ガードする宇都宮・比江島慎　（カメラ・佐々木　清勝）

◆プロバスケットボール　▽りそなＢリーグ　第１節千葉Ｊ９１―８４宇都宮（５日、千葉・ららアリーナ東京ベイ）

　昨季シーズン最高勝率を挙げた宇都宮が今季初戦を迎え、千葉Ｊに８４―９１で敗れた。

　ＮＢＡで６季プレーした渡辺雄太が新加入した優勝候補筆頭の千葉Ｊに対し、前半に最大２３点差をつけられるも後半に猛追を見せた。７４―７７の最終第４クオーター（Ｑ）残り３秒には、昨季ＭＶＰのＤＪ・ニュービルが劇的３ポイントシュートを沈め、延長戦に持ち込むも、最後は千葉Ｊに７点差で屈した。

　五輪２大会出場の日本代表・比江島慎は、フィールドゴール成功率２０％と苦しみ、５得点にとどまった。

　「前半に関しては、去年から合わせても最低な内容になってしまった。（昨季の）ＣＳで負けた反省点も全然出せなかった」と厳しい表情で振り返った。

　また、千葉Ｊの渡辺とのマッチアップについては「楽しみにしていた。彼はところどころ、持ち味を発揮してチームに貢献してたので、さすがだなと思った。明日は自分がやり返す。切り替えてやりたい」と語った。

　ＤＪ・ニュービルは、最多３５得点、９リバウンド、８アシストの大活躍も、勝利に結び着かず「前半のパフォーマンスが自分たちを苦しめてしまった」と反省した。

　６日も同会場で千葉Ｊと対決する。