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【大学野球】日本ハム栗山CBOが関大・金丸夢斗を視察「幸せです」金丸は今季の先発見送りを明言

スポーツ報知 / 2024年10月5日 20時49分

9回に登板して1イニングを無失点に抑えた関大・金丸(カメラ・瀬川 楓花)

◆関西学生秋季リーグ戦 第5節1回戦 関大12―7京大(5日・ほっともっとフィールド神戸)

 第5節が始まり、関大が京大に先勝した。一時は4点差をつけられたが、6回に7得点で逆転。24日のドラフト会議の1位候補に挙がる最速154キロ左腕・金丸夢斗(4年=神港橘)は12―7の9回から登板し、1イニングを1安打無失点に抑えた。

 侍ジャパンの前監督で日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)や、ヤクルトの小川GMら、7球団のスカウトがネット裏で視察。金丸は1死から二塁打を浴び、その後は味方の失策で2死一、三塁のピンチを招いたが、最後は右飛に打ち取った。栗山CBOは「ここまで完成されているんだなという感じ。真後ろから見させてもらいましたけど、バッター目線から見ても、投げ方としてカーブですとか力んで真っすぐ投げますとかが全くない。僕の感覚ですけど、特に左ピッチャーは上位で入ってもずっと安定する選手は少ない。左の良さも難しさも分かっている中で、これだけ計算できてみんなが欲しくなるピッチャーは久々に見たという印象です」と絶賛。続けて「こういうピッチャーを見るとうれしいですね。こういう若い子がいるんだと。一野球人として、とても幸せです」と話した。

 金丸は今春痛めた腰の影響でパフォーマンスは6、7割程度にとどまっており、チームスタッフとの話し合いの結果、今季は先発登板しない方針を明言。「試合をつくれる投手は他にもいる。急にやるより、今まで通りリードした場面で自分が投げた方がチームの勝利につながると思う」と説明した。

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