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【J1・町田】敗因はロングボールやロングスローなどの対策確立 4失点で初連敗 初V遠のく…担当記者が「見た」

スポーツ報知 / 2024年10月6日 7時0分

前半、相手のチャージに倒される町田・藤本(右)(カメラ・中島 傑)

 J1は6試合が行われ、3位の町田はホームで川崎に今季リーグ戦最多失点の1―4で大敗し、J1初昇格初優勝が遠のく今季初の2連敗を喫した。J2時代の2023年に黒田剛監督(54)が就任して以来、天皇杯やルヴァン杯を含め、公式戦の連敗は初。6日に試合を行う首位広島、2位神戸にプレッシャーをかけることができなかった。代名詞の堅守が崩れた現状を、町田担当の金川誉記者が「見た」。

 静かに降り続く雨の中、町田は失点を重ねた。1勝の重みが増す終盤戦で3試合白星なし。黒田剛監督は「自滅した形。やるべきことをもっと徹底し、(ミスからの)こういう形で失点しないことが絶対的に必要。そういう意味ではプランが大きく崩れた」と悔やんだ。

 前節は首位広島との直接対決に敗戦し、3位に後退。連敗は避けたいこの試合、前半13分に40歳FW中島が山形時代の15年以来9季ぶりのゴールで先制した。しかし同28分、球際で奪いきれずに展開されたカウンターから失点し、同38分には日本代表GK谷のキックミスから2失点目。後半にもPK、さらに再び谷のパスミスから失点を重ねた。谷は「全部自分のせい」と責任を背負った。

 今季、先制すれば負けなかったチームが防戦一方に陥って崩れた。ロングボールやロングスローなど高さを生かした攻撃でリードを奪い、粘り強い守備で守り切る。町田の躍進は、この戦いを徹底してきたからだ。しかし相手も2度目の対戦では、ロングボール後のセカンドボールに多くの選手を配置するなど、対策も確立されてきた。さらに町田が武器としてきた球際の強さでも、相手に上回られるシーンも目立つように。町田にこれ以上負けたくない、という相手の意地が、J1に悪い意味で“慣れてきた”町田を上回り始めた、という現実もある。

 一方で2失点目のきっかけとなった谷のミスは、ロングキックではなくサイドに低いパントキックで届けようとしたもの。つながればチャンスになるが、これまでならリスクを負わず、前線へのロングキックを選択していた場面だった。対策されてきた戦い方から脱却しようとしたトライで、喫した失点ともいえる。代表ウィークでの中断を経て、今季も残り5試合。「下を向いてもしょうがない。まだ3位というポジションにいる」と黒田監督。この連敗を糧に進化しなければ、逆転優勝は見えてこない。(金川 誉)

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