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B1仙台89ERSはホームで横浜BCに68―72で敗れ開幕戦飾れず…バスケットボール

スポーツ報知 / 2024年10月6日 6時45分

開幕戦黒星に肩を落とす仙台89ERSの選手たち

◆プロバスケットボール◇りそなB1リーグ▽第1節 横浜BC72―68仙台89ERS(5日、カメイアリーナ仙台)

 ホームで開幕戦を迎えた仙台89ERSは、横浜BCに68―72で敗れた。第2クオーター(Q)に29点を奪って逆転し、前半は44―41で折り返したが、終盤は守備の強度を上げた相手に苦戦。第4Q残り1分56秒で再びリードを許すと、最後まで追いつくことができなかった。

 第4Q残り46秒で68―70と2点差。逆転を期待する仙台ブースターの声援がアリーナにこだまする。しかし、残り11秒でフリースローを与えて3点差。さらに残り3秒でもフリースローを沈められて68―72。シュート1本では追いつけない点差になると、アリーナを黄色に染めた4895人からため息が漏れた。リーグ戦初采配となった仙台89ERS・落合嘉郎ヘッドコーチ(HC、42)は「最後の5分間で失速した。もっと堅実に守り切らないといけなかった」と渋い表情だった。

 第1Qは攻守の切り替えからの素早い攻撃で苦戦し、3点シュートを3本許すなど、10点差をつけられる立ち上がり。しかし第2Qは粘り強い守備で相手の流れを断ち切ると、ゴール成功率70・6%と攻撃も勢いに乗った。

 第3Qも12―8とロースコアの展開でリードを広げたが、第4Q終盤にかけては、1対1での対応で遅れ、ディフェンスリバウンドも取り切れず。落合HCは「強度を保ちきれなかった。手を下げてしまってファウルをもらうなどスマートさにも欠けていた」と振り返った。

 今季はゼビオアリーナ仙台が改修工事を行っているため、カメイアリーナ仙台がメイン会場となる。チームは「大黄援改革」と称して、2階スタンド席西側に高さ8メートル、幅5メートルの大型ビジョンを設置。壁面にも全長50メートルのリボンビジョンを常設するなど会場を盛り上げるための策を講じている。

 PG青木保憲主将(29)は「この会場でも一体感をつくってもらえてありがたい。自分たちも勝利で応えていきたい」と気合を入れ直した。一方、ブースターが待つゴール近くに攻め込む回数は少なかっただけに「もっとペイントアタックにいってシュートにいく回数を増やしたい。絶対にやり返します」と意欲。6日の横浜BC戦は果敢に攻め込み、今季初勝利をもぎ取る。(秋元 萌佳)

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