「漫才の相方を失ってしまったような…」福井謙二氏が服部幸應さん訃報にショック隠せず…「料理の鉄人」で名コンビ

１８年２月に行われた「料理の鉄人同窓会」に出席した出演者ら

　料理学校「服部栄養専門学校」の校長で、フジテレビ系「料理の鉄人」、テレビ朝日系「愛のエプロン」などの出演でも知られる料理評論家の服部幸應（はっとり・ゆきお、本名・染谷幸彦＝そめや・ゆきひこ）さんが４日に死去していたことが５日、分かった。７８歳だった。

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　「料理の鉄人」で実況を担当し、解説の服部さんとの名コンビで親しまれた元フジテレビアナウンサーの福井謙二氏（７１）はスポーツ報知の取材に「非常に残念です。漫才の相方を失ってしまったような…」と突然の訃報（ふほう）にショックを隠せない様子だった。

　２人はキッチンスタジアムの放送席から一流シェフの真剣勝負をぶっつけでリポート。「僕が次に起こることを予想すると、服部さんは二手、三手先を読んでいる。『ここからフォアグラが出てきますね』とか。プロはすごいと思っていました」と振り返る。「『料理の鉄人』をやり始めて２、３年目の頃、小学生の『なりたい職業アンケート』で料理人が１位になった。『世の中に良い影響が与えられたのかな』とすごくうれしそうにされていました」と、食育に情熱を傾けた故人の人柄をしのんだ。

　番組での共演以降も専門学校の文化祭に招かれるなど交流があり「偉ぶらずに、気さくでフランク。カラオケはかなり歌い込んでいて、来生たかおさんの歌もうまかったですね」。昨年５月、陳建一さんのお別れ会で顔を合わせたのが最後になってしまった。「本当に、学校の先生よりいいことを教わりました。僕にとって服部さんとの６年間は一番充実したキャリアハイでした」と言葉を紡いだ。