ダルビッシュ有「大谷君だけじゃない」 好相性もド軍打線警戒 地区シリーズ第２戦先発でＶＳ大谷翔平

前日会見に臨んだダルビッシュ（カメラ・村山　みち通信員）

◆米大リーグ・地区シリーズ　ドジャースーパドレス（５日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　パドレス・ダルビッシュ有投手（３８）が５日（日本時間６日）、先発するナ・リーグ地区シリーズ第２戦のドジャース戦に向けて前日会見に臨んだ。

　大谷翔平投手（３０）ら強力打線が相手となるが、今季のド軍戦は３試合で１勝０敗、防御率１・７２。「もちろんトップレベルに強いチームなので、パドレスとしてもサンディエゴとしても、ドジャースであったりＬＡに勝ちたいというのはあると思うので、それは変わらないです」とし、「前回対戦したのも５月だと思うので。だいぶ自分の球筋を見てないでしょうし、そういう意味ではちょっと有利かなと思いますけど。（直近の対戦で）投げるよりかは」と意気込んだ。

　今季日米通じて初対戦し、５打数１安打と抑えている大谷についての質問も集中したが「大谷君だけじゃなくて他にも素晴らしい選手が本当にいるので。一人一人、大谷君だけじゃなく、全員しっかり集中して投げたいと思うので、一人に対してどうとかいうのはないです」。それでも「最初に会ったのは多分２０１４年ぐらいに食事をしたのが始まりで。そこから２年ぐらいはオフシーズン一緒にトレーニングしたりとかそういうことはしてましたね。食事に行ったりもありましたし、今も連絡取ったりはしてます」と明かした。

　ブレーブスとのワイルドカードシリーズではブルペン待機しつつ、地区シリーズでの先発に備える難しい役割だったが「ちょっと調整が難しかったですけど、その後休みもありましたし、ちゃんとした調整ができましたし。肩も休めることができたので、良かったと思います」とサラリ。「ジョー（マスグローブ）がいなくなったことはもちろんすごくつらいですし、大きいですけど、ペレスもいますし、ウォルドロンもバスケスもいますから。どこのチームともジョーがいなくなってもやり合えるとは思います」と話した。