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千賀滉大が“電撃復帰”で2回1失点「健康で終われたのが」「違う自分がいた」 メッツは逆転勝ちで先勝

スポーツ報知 / 2024年10月6日 9時28分

◆米大リーグ・地区シリーズ フィリーズ2―6メッツ(5日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 左ふくらはぎ痛で60日間の負傷者リスト(IL)入りしていたメッツ・千賀滉大投手(31)が5日(日本時間6日)、フィリーズとの地区シリーズ第1戦に先発し、2回1安打1失点3奪三振。チームは8回に逆転して先勝した。

 初回。1番・シュワバーに先制の先頭打者アーチを浴びた千賀だったが、試合を壊さずにマウンドを降りると、救援陣がその後無失点。打線は7回までフ軍先発のウィーラーに1安打と沈黙していたが、8回に代わった2番手・ホフマンからビエントスの適時二塁打で同点。左腕・ストラムからニモの左前適時打で勝ち越し、この回一挙5得点を奪ってひっくり返した。地元放送局「SNY」によると、千賀は「勢いのまま、そのまま打たれたというところ、反省点はいろいろありますけど、とにかくチームが勝てたことが一番」と振り返った。

 今季はキャンプから右肩痛で出遅れ、7月26日(同27日)の本拠地・ブレーブス戦で初登板。6回途中2安打2失点で日米通算100勝目を挙げたが、左ふくらはぎを痛めて“緊急降板”となり、レギュラーシーズン中の登板はその1試合だけだった。メジャー1年目の昨季12勝を挙げ、今季はエースとして期待されながら裏切る形となっていただけに「健康で終われたのがまず何よりです。また次も登板のチャンスがけがしてたらもらえないので、それが一番だと思います」と先を見据えた。

 冷静な受け答えの一方でMLBのポストシーズンでは初登板だった。ワイルドカードシリーズ敗退だった場合、登板機会が巡ってこなかったこともあり、「そんな冷静じゃなかったですね。めちゃくちゃ入り込んでましたし、ましてやこんな大事な一戦だったので。違う自分がいたのも事実かなと思います」と興奮していたことを明かした右腕は「満足度はまだ2回しか投げてないので、何とも言えないですけど。(次も)投げろと言われれば投げる準備をするだけかなと思います」と力を込めた。

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