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岩田翔吉と世界王座争うハイロ・ノリエガが来日  時差調整で「夜中の2時に起きて練習してきた」

スポーツ報知 / 2024年10月6日 11時47分

岩田翔吉とWBO世界ライトフライ級王座決定戦を戦うために来日したハイロ・ノリエガ

◆プロボクシング ▽WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 岩田翔吉―ハイロ・ノリエガ(13日、東京・有明アリーナ)

 WBO世界ライトフライ級1位・岩田翔吉(帝拳)とWBO世界同級王座決定戦で対戦する同級2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)が6日朝、来日した。

 セント・マルティネス・チーフトレーナー、ジョルディ・デボット・フィジカルトレーナーとともに成田空港に姿を見せたノリエガ。「とても良い状態。体重もあと2キロくらい。とてもいいコンディション」と話した。ここまでライトフライ級、フライ級、バンタム級と3人のパートナー相手に90~100ラウンドのスパーリングを重ねて状態を上げてきた。日本との時差調整をするため、夕方5時に寝て、夜中の2時に起きる生活を2週間続けたという。スパーリングや練習は午前4時や10時頃に実施してきたノリエガは「今日、試合をやれと言うならやるよ」と自信を見せた。

 岩田については「見た所、とても力強いボクサー。世界戦に出るカテゴリーの選手で、それなりの選手だと思う。彼よりも自分が優れたボクサーであることを証明したい」とノリエガ。「どのボクサーにとって、世界戦というのは2度とないチャンスと捉えていると思う。自分にとっては、それが日本で実現するということで、とても誇りに思うし、うれしい」と意欲的だ。

 スペイン東部のバレンシア州ビリャレアル在住。子供の頃は、サッカー日本代表の久保建英もプレーしたことがあるビリャレアルの下部組織に在籍するなど将来を嘱望されるFWだったという。18歳から、脚力を武器にキックボクシングを始めた。「K―1やキックボクシングを6年間(23歳まで)やった。スペインのタイトルや他国の団体・連盟のタイトルを取った」という。58キロのクラスで、戦績は9勝1敗。

 25歳からはボクシングに転向。「キック時代はローキックが得意だった。優秀が足技をもっていたが、パンチは弱かった。だから、今はどこまでパンチでいけるか、試したいと思った。今は言えないくらい、完全な武器を持っている。全てのパンチだ」とノリエガは勝利に力を込めた。身長は162センチ、リーチは165センチ。家族は妻ラケルさんと1歳の長男ハイロ君。ビジャレアルでボクシング・アカデミーを運営している。

 戦績は28歳の岩田が13勝(10KO)1敗、31歳のノリエガが14戦全勝(3KO)。

 試合はPrime Videoで生配信される。

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