1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

山本由伸、PS初登板で3回5失点も…ド軍逆転勝ち「本当に助けられた」 昨年日本Sでは驚異の修正力

スポーツ報知 / 2024年10月6日 15時6分

試合後、会見した山本由伸

◆米大リーグ・地区シリーズ ドジャース7―5パドレス(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が5日(日本時間6日)、今季ポストシーズン(PS)のチーム初戦となる地区シリーズ第1戦、本拠地・パドレス戦に先発し、3回5安打5失点で降板した。PS初登板での初勝利とはならなかった。球数は60球だった。

 パ軍相手には“韓国の悪夢”などレギュラーシーズンでは2試合で1敗、防御率12・00と苦しんだが、この日も立ち上がりから捉えられた。3年連続首位打者の1番・アラエスに左前打とされ、捕逸で無死二塁、暴投で無死三塁。2番・タティスには四球を与え、3番・プロファーの二ゴロに間に先取点を献上。1死二塁から4番・マチャドには左中間へ2ランを浴びた。

 2回に「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(30)の3ランで一時同点に追いついたが、直後の3回だった。山本は先頭の2番・タティスに左中間を破る二塁打を許すも2死までこぎ着けたが、5番・メリルにはフルカウントから7球目に四球。5球目のボールの判定が際どいものとなり、四球を出した瞬間山本は悔しい感情をあらわにした。6番・ボガーツに左翼線への2点二塁打を浴び、ガックリと肩を落とした。PS初先発の日本人投手では、16年の前田健太(現タイガース)が地区シリーズ第3戦の本拠地・ナショナルズ戦で3回5安打4失点でマウンドを降りたが、前田に並ぶ最短降板だった。

 山本「今日は立ち上がりを特に意識して入ったんですけど、とにかく厳しいところ、厳しいところを狙いすぎてしまった結果、カウントがすごく悪くなってしまったかなと思います。すごく声援は聞こえてましたし、また、それを何とかいい結果につなげたかったですけど、本当にチームメートにすごく助けられましたし、今日の試合、チームとしては勝てたのが一番だと思います」

 メジャー1年目の今季は18試合で7勝2敗、防御率3・00。デビュー戦だった3月21日の開幕第2戦、韓国・ソウルでのパドレス戦では1回5失点KOと打ち込まれたが、その後は先発陣の中心でチームの12年連続PS進出、3年連続の地区優勝を支えた。6月には右肩を痛めて約3か月の長期離脱を経験。9月に復帰してからは4試合で1勝0敗、防御率3・38。体調不良も重なり、まだ80球以上を投げてはいないが、地区シリーズ初戦の先発を託されるなど期待は大きい。当初は第2戦で先発する予定だったが、第5戦に中5日で登板できることなどを逆算し、2日前に初戦の先発が決定した背景もある。

 降板後はベンチで大谷ら同僚、首脳陣からも声をかけられた。オリックス時代の昨季も日本シリーズでは初戦で阪神相手に6回途中7失点KOされたが、第6戦では1失点完投、14奪三振でリベンジした。今回も2勝2敗で第5戦にもつれた場合、山本に命運が託される可能性が高い。パ軍戦は相性は良くないが「対戦を重ねることでもちろんプラスなこともたくさんあると思います。相手にとってプラスのところもあると思うので、しっかり冷静に分析した上で次の登板に挑めたらなと思います」と視線を前に向けた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください