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【巨人】まさかの外野デビュー ヘルナンデス離脱の穴埋めた…担当記者が選んだモンテスのベストゲーム

スポーツ報知 / 2024年10月14日 15時0分

5回2死二塁、吉川尚輝の左翼線適時二塁打で二塁走者・モンテスが生還(カメラ・相川 和寛)2024年8月13日撮影=東京ドーム

 巨人が4年ぶり48度目(1リーグ9度含む)のリーグ優勝を達成し、球団創設90周年の節目を飾った。担当記者が選んだ各選手のベストゲームを深掘りする。

 ◆8月13日 巨人5―8阪神(東京ドーム)

 [勝]石井4勝1敗 [敗]高梨3勝2敗 [S]岩崎3勝4敗18セーブ

 [本]森下11号2ラン(グリフィン・1回)丸10号(才木・1回)

 まさかの外野デビューに東京ドームがざわついた。ココ・モンテス内野手が5回の守備で左翼に入ったからだった。内野が本職で、外野は米国時代もほぼ未経験。ぶっつけに近かったが、2度の守備機会を無難にこなし、バットでも3打数3安打2打点と結果を出した。「無事にこなせた。右翼もそつなくこなせると思うし、センターをやれと言われても対応できる」と頼もしく語った助っ人は、翌14日から左翼の定位置をつかみ取った。

 7月中旬に加入した当初は、内野3ポジションの準レギュラーというべき立場だった。ヘルナンデスが左手首を骨折して離脱するという危機に、モンテスは「どこで使っていただいても対応します」と阿部監督に外野起用を直談判。12日に外野ノックを開始し、翌13日に即、公式戦デビューした。救世主が離脱した穴を、第2の救世主が埋める形となった。

 マイナーで7年間プレーし、巨人で優勝するために来日を決断。「飛び抜けた才能はないが、その分、頭を使ったプレーを心がけてやってきた。それがどのポジションでも、どの打順でも、というプレースタイルにつながっている」。クレバーで献身的な助っ人が、ユーティリティーとしてV奪回のピースとなった。

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