【宏太’Sチェック】J1札幌はリスクを恐れずやってきたことを思い出さないとミラクルは起こせない
スポーツ報知 / 2024年10月7日 8時1分
◇J1第33節 G大阪2-1札幌(5日・パナソニックスタジアム吹田)
G大阪戦の負けで、残留が相当厳しくなったのは確かだ。ただ何も決まってはいないし、初先発の白井がJ1初得点と、何とか光は見せてくれた。右サイドからGKの右横を巻いて逆サイドに入れたゴールは、技術と勇気がいるシュートで簡単ではない。スピードのある彼がいることで相手DFを下げさせたし、残り試合は少ないが、新しい武器ができたのはプラスになる。
相手は途中出場の宇佐美が2得点し、札幌は同じく途中出場のサンチェスとバカヨコが正直、何もできなかった。これまでの試合を見ていても、2人とも体格はあるし、能力はもっと高いはず。しかし技術うんぬんの前に、ストライカーとして出場しながらゴールに向かう怖さを出さなければ、相手の脅威にはならない。
ただ彼らだけの責任ではない。1点リードした状況で、後半途中からの出場は難しいもの。その中で自信を持ってプレーできるような雰囲気をつくってあげて送り出していたのかと。チームとして盛り上げることは必要だし、他の選手にも、縦への意識を見せず、後ろに出したボールを取られてカウンターを受ける場面はあった。責任感やチーム全体のメンタリティーの差が逆転劇を生んだと思っている。
今季の札幌はいい時は全員が前に出ていくが、そうでない時は「ボールを奪われなきゃいい」と消極的になって、相手に勢いを与えてしまう。G大阪戦はまさにその象徴的な試合。夏に加入した2人の外国人も、そういった横に後ろに出すプレーを多く見ていたから、前に出ていかなかったという側面もある。ミシャはずっとリスクを恐れずにやってきたはず。これまでやってきたことを思い出してやらないと、ミラクルは起こせない。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)
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