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札幌マラソン 駒大の森重清龍が男子ハーフマラソン10・20歳代で初優勝…箱根駅伝へ「もっと力をつけていきたい」

スポーツ報知 / 2024年10月7日 8時48分

タイムに納得いかず笑顔なきゴールとなった森重

◆報知新聞社主催 第49回札幌マラソン(6日、札幌・真駒内セキスイハイムスタジアム発着日本陸連公認コース)

 さわやかな秋空の下、94歳を最高に1万1796人の老若男女が健脚を競った。男子ハーフマラソン10・20歳代は、森重清龍(20)=駒大3年=が1時間5分58秒で初優勝。目標の箱根駅伝へ、さらなる飛躍を誓った。(天候晴れ、気温18・3度、湿度66%、無風=午前9時半現在)

 北海道初上陸の森重がスタートから飛び出し、道都を疾走した。観光客でにぎわう大通やススキノでは熱い声援を受け、後半は豊平川の川の音を聞きながら“ひとり旅”でゴールイン。それでも「後半は向かい風できつかった」。タイムは目標とした1時間3分台に遠く及ばぬ1時間5分58秒。「全然ダメですね」と苦笑いを浮かべた。

 大事なレースと位置づけていた。学生三大駅伝で全国最多の優勝29度を誇る名門の一員。40人以上も在籍する長距離部員の争いは激しい。今月中に固まる全日本大学駅伝(11月3日)のメンバー入りへ、ここでアピールするつもりだった。「このタイムでは話にならない。自分の力不足がはっきりした」。割り切ったように話した。

 山口県周南市生まれ。桜田中時代は野球部(5番・レフト)だったが、駅伝に助っ人で駆り出されて「長距離向き」と判断し、高川学園高から本格的に陸上を始めた。ハーフマラソンでは1時間3分14秒の自己ベストを持つが、大学ではまだ駅伝のメンバー入りを経験していない。「箱根駅伝までに間に合うよう、もっと力をつけていきたい」。悔しさも味わった北の大地を新たな出発点にして走りを磨いていく。

(石井 睦)

  〇…札幌マラソンと姉妹提携している青梅マラソンの派遣団も熱走した。男子ハーフ40歳代を制した樋口美徳さん(48)は9月にシドニーマラソンでも優勝。まだ足に疲労も残っており「キツかった」。同10・20歳代で5位の野上翔太さん(26)は「久々のハーフ。練習もあまりできていなかったし、走り切れただけで十分」。ともに万全でない状態で大健闘を見せた。

 〇…自衛隊札幌地方協力本部のマスコットキャラクター「羊のモコ」もスタート地点で応援した。今年初めて札幌マラソンとのコラボが実現し、自衛官募集を呼びかけるとともに「頑張れモコ~」と声をあげて人気を集めていた。

  〇…地域のゴミ拾い活動「クリーンアップマイタウン」を全国で展開する「ダスキン」が札幌マラソンに初出展した。「身近に、未来に、エコのタネまき」をスローガンに、大会の出場者らを募って会場周辺のゴミを拾い、一括で回収していた。2006年にスタートした活動はのべ約35万人が参加。ダスキン北海道地域本部の宮下貴行本部長は「町をきれいにする取り組みをより身近に感じてもらえれば」と話した。

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