【大学野球】ドラフト１位候補の愛知工大・中村優斗が最速１５６キロ ４回無失点で勝ち点に貢献

４回無失点と好投した愛知工大・中村優斗投手（カメラ・臼井　恭香）

◆愛知大学野球１部秋季リーグ戦第５週第３日▽愛知工大１―０愛知学院大（７日・パロマ瑞穂）

　愛知工大が愛知学院大を１―０で下し、２つ目の勝ち点を獲得した。今秋ドラフト１位候補・中村優斗投手（４年＝諫早農）が６回から３番手で登板。最速１５６キロを記録するなど４回を３安打無失点に抑え、勝利に貢献した。

　１番のピンチは９回。先頭打者に三塁打を浴びたが、左邪飛と三振２つで乗り切った。「真っすぐはあまり納得していないけど、変化球でカバーできるのが自分の強み。スライダーとフォークがどちらもよかった」と振り返った。スカウトも複数球団が視察。カード初戦から３日間訪れた中日の清水昭信スカウトは「ピンチになってもちゃんと投げられるところも評価したい。いいピッチャーですね」と目を細めた。

　前日の夜、自身で投球を分析して臨んだ試合だった。「変化球のときに素早くセットして、真っすぐのときにはゆっくり入っていた。全部ゆっくりにしたら全然反応が違った」と手応え十分。変化球を見切られることはなかった。「今後、プロの世界になったらそういうところも本当に重要視されると思う。いい勉強になった」と中村。高いレベルを目指し続ける。