「６年前に亡くなりました」ダルビッシュ有が会見で着用したＴシャツに現地メディアも興味津々「だれ？」

試合後、取材に応じるダルビッシュ有（カメラ・安藤　宏太）

◆米大リーグ・地区シリーズ第２戦　ドジャース２―１０パドレス（６日・米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　パドレス・ダルビッシュ有投手（３８）が６日（日本時間７日）、３戦先勝の地区シリーズ第２戦で７回３安打１失点の好投を見せてチームを勝利に導き、対戦成績は１勝１敗となった。「１番・指名打者」でフル出場したドジャース・大谷翔平投手（３０）は、ダルビッシュの前に３打数無安打に倒れるなど４打数無安打だった。

　試合後には会見場で取材に応じたダルビッシュ。大谷を中心にした強力ドジャース打線を封じたことについて「球種だけでなく反応も見ながら、セットに入ってから長く持ったりとか、足の上げている時間をちょっと変えたりという工夫は全体的にしていました」と口にするなど、冷静に振り返っていた。

　現地メディア、日本メディアの順で行われ、計７分ほどの会見が終わると、現地メディアの記者が「そのＴシャツはだれ？」と白地のＴシャツにプリントされていた格闘家に興味津々だった。すると会見場から出ようとしていたダルビッシュは英語で「彼は義理の兄で、６年前に亡くなりました」と説明。１８年に亡くなった格闘家の山本ＫＩＤ徳郁さん（享年４１）がＴシャツにはプリントされていた。