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サウジアラビア6代国王の名を持つ「要塞」は同国代表無敗の聖地…スタジアム職員も「5ー1でサウジが勝つ」とニヤリ

スポーツ報知 / 2024年10月8日 5時40分

サウジアラビア戦が行われるキング・アブドゥーラー・スポーツシティー・スタジアム

 【ジッダ(サウジアラビア)7日=岡島智哉】26年北中米W杯アジア最終予選で3連勝を目指す日本代表は、サウジアラビア戦(10日)に向け、当地で調整を開始した。試合が行われる「キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム」でサウジ代表は、過去14戦11勝3分けと負け知らずで、日本にも2戦2勝。サウジ協会関係者によると、日本戦当日は6万人超えの満員の観客となる見込みだ。今回の最終予選で2連勝、12得点無失点と好スタートを切った森保ジャパンが最大の難所に挑む。

  * * *

 森保ジャパンに敵地で高い壁が立ちはだかる。決戦の舞台は、サウジ代表にとっての聖地「キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム」。2014年オープンの同会場では過去14試合11勝3分けの無敗を誇る。親善試合は18年を最後に2試合を行っただけ。大一番でのみ使用される格式高いスタジアムだ。

 収容人数は約6万2000人。スタジアム名の「キング・アブドゥラー」は、第6代国王の名前で「キングダム(王国)」「要塞」などの名で親しまれているという。スタジアム職員はこの日、スポーツ報知の取材に「W杯で日本と対戦したら負ける。でも、ここでは負けない。5―1でサウジが勝つ」と不敵に笑った。

 日本も過去に2戦2敗で無得点と同会場に苦しめられてきた。18年ロシア大会、22年カタール大会のアジア最終予選ではともに0―1で敗戦。21年の対戦ではMF柴崎岳のバックパスを奪われて喫したゴールが決勝点となり、通算1勝2敗となった森保一監督(56)の進退問題に発展する事態となった。

 サウジ協会関係者も「(10日の)満席は確実だ」と完全アウェーを予告した。21年の日本戦では、コロナ禍の入場規制もあって5万1218人の観衆にとどまっていたが、当時主将のDF吉田麻也は「かなりの数が入って、声が通らなかった」と語っていた。3年前から約1万人も上回る大歓声が、日本のライバルに届けられることになる。

 この日の気温は午後1時で41度。試合は同9時開始だが、キックオフ時点でも31度の予報だ。それでも森保監督は「完全アウェーの中で、すべての環境で厳しい戦いを覚悟して試合に挑まなければならない」と勝利へと意気込む。同スタジアムで初の敗戦を記録させ、大観衆を黙らせる。万全の準備で「キングダム」攻略を狙う。

◆日本のキング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムでの試合

 ▼17年9月5日(0●1) 18年ロシアW杯最終予選の最終戦。すでに突破を決めていた日本に対し、サウジアラビアは勝利でW杯出場が決定する状況で迎えた。先制点を奪えないまま迎えた後半18分に失点した。

 ▼21年10月7日(0●1) 22年カタールW杯最終予選第3戦で対戦。サウジアラビアにボールを持たれ、苦しい時間帯が続く。後半の中盤すぎから徐々に日本の足が止まり始め、同26分にMF柴崎岳のバックパスを奪われて失点。

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