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「全員にチャンスがある」巨人・阿部監督が「CS男」見極めへ 開幕フェニックスリーグ視察で浅野、秋広ら外野手アピール合戦

スポーツ報知 / 2024年10月8日 5時20分

9回1死、中前安打を放つ秋広(左奥は視察する阿部監督=カメラ・岩田 大補)

◆みやざきフェニックス・リーグ 巨人1―1阪神(7日・生目第二球場)

 巨人の阿部慎之助監督(45)が7日、宮崎で開幕した「みやざきフェニックス・リーグ」を視察した。阪神戦(生目第二)をネット裏で観戦。16日から始まるCS最終ステージ(S)に向け、1軍から参加した浅野らに熱視線を送った。外野手でスタメン当確は丸だけ。残る2枠は好調な選手を起用する方針を明かし、早速、モンテスや佐々木らのアピール合戦となった。「全員にチャンスがある」と短期決戦男の出現、競争激化を期待した。

 若手のプレーを直接、見たかった。阿部監督は早朝の航空機で羽田空港から宮崎に移動。東京Dの1軍全体練習を二岡ヘッドコーチらに任せ、フェニックス・リーグ初戦、阪神戦が行われる生目第二球場に足を運んだ。「全員にチャンスがあるからね」とネット裏の観客席でポロシャツ姿で観戦。CS最終Sのメンバーを思い描きながら、サングラス越しに目を光らせた。

 外野手陣が大激戦だ。3回無死二塁から佐々木が送りバント。続く浅野は相手の好守に阻まれるも、伊藤将の低めの球に食らいついて二ゴロで打点を挙げた。2日のレギュラーシーズン最終戦、DeNA戦(東京D)で1軍昇格して2安打した佐々木は、8回に右越え二塁打を放った。秋広も右翼フェンス直撃の二塁打を含む2安打。「しっかりここでアピールしてほしい」と指揮官が求める通り、互いに刺激しあって躍動した。

 1軍から参加のモンテスも「4番・左翼」で初回に痛烈な中前安打。「最後の方、ずっとゲームに出ていなかったから。打席にいっぱい立ってきてくれっていう僕からのリクエストで。そしたら本人もそうしたいと言ってくれた」と阿部監督。初打席でいきなり快音を響かせた。CSの外野スタメン当確は丸だけで、残り2枠はモンテス、浅野、オコエ、長野、立岡、梶谷、秋広らから調子の良い選手を使う方針。外野の一角に、短期決戦を左右する「CS男」が出現すれば心強い。

 2月1日、キャンプ初日の円陣で「やってやろうじゃねえか!」と選手を鼓舞し、打倒阪神を掲げた宮崎の地に、4年ぶりリーグ優勝を果たして戻った。2位の岡田阪神とは12勝12敗1分け。CSで対戦する可能性があり、「一つアドバンテージ(1勝)あるとはいえ、厳しい戦いになると思う」と気を引き締める。「(阪神とDeNA)どっちが上がってきてもやることは一緒なので」。大一番に向け、激しいチーム内競争で万全の準備を整える。

 9日からは丸、長野ら1軍の一部ベテラン主力野手も調整のため宮崎で同リーグに出場する。阿部監督は9日まで滞在予定。1軍指揮官の直接視察はファームの若手の士気アップにもつながるはずだ。短期決戦に強い「ミスター・オクトーバー」は誰なのか。12年ぶり日本一へ幅広く戦力を見極める。(片岡 優帆)

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