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「これがプロを目指す選手」慶大・清原正吾が東大・渡辺向輝とのジュニア対決で2号V弾…「キヨさん」「ナベ」と呼び合う間柄

スポーツ報知 / 2024年10月8日 6時0分

2安打2打点の慶大・清原は、試合後に笑顔を見せる(カメラ・佐々木 清勝)

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第4週第3日▽慶大3-0東大(7日・神宮)

 慶大は清原和博さん(57)を父に持つ4番の正吾一塁手(4年)が4回に先制ソロを放ち、24日のドラフト会議に向けて長打力をアピールした。5回にも適時打を放ち、元ロッテ投手の渡辺俊介さん(48)の長男・向輝投手(3年)との“ジュニア対決”に2安打2打点で完勝した。左腕・渡辺和大(2年)が4安打14Kでリーグ戦初完封し、今季初の勝ち点。早大は勝ち点を3に伸ばした。

 低い弾道で左翼に放り込んだ。重苦しいムードを清原が吹き飛ばした。0―0の4回先頭。東大のサブマリン・渡辺の90キロカーブに崩されながら、強いリストで振り抜いた。リーグ戦2号ソロは先制V弾になった。

 「4番としての役割、勝ち点を取ることだけを考えて打席に臨みました」

 続く5回2死二塁ではスライダーを逆方向に運んだ。右前適時打で2安打2打点。3戦連続マルチ安打で打率も2割4分3厘に上昇した。「リラックス。楽しんでセンター返ししてこい」と助言をくれる偉大な父も、客席で笑顔になる活躍だった。

 清原と渡辺。8月の東京六大学オールスター戦で親交を深め「キヨさん」「ナベ」と呼び合う。「“陽キャ”な方で盛り上げてくれました」と語る渡辺は大学最後の対戦を経て“打者・清原”をこう表現した。

 「これがプロを目指す選手なんだなという印象。自分の間があって、投手から間を作りたいのにキヨさん主導になってしまう感じでした」

 9月11日、「父親である清原和博という背中を見てきて」とプロ志望届を提出した。「大学野球も残り2カード。全てを懸けて戦い抜きたい」と清原。貪欲に勝利を目指した先に、夢舞台への扉が開かれる。(加藤 弘士)

 ◆進化する清原 中高6年間、野球から離れたが、大学で再挑戦。2年秋にリーグ戦初出場し、3年春に初安打。4年春は全13試合で先発し、打率2割6分9厘、7打点で一塁手のベストナイン。8月31日の東京六大学選抜・日本ハム2軍戦では、育成左腕の山本晃大から2ラン。今秋の明大1回戦では9回2死、リーグ戦初本塁打となる中越え同点弾を放った。

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