タイガース左腕スクバル、地区王者ガーディアンズに５回１死までパーフェクト投球…５回まで両軍無得点

◆米大リーグ・地区シリーズ第２戦　ガーディアンズ―タイガース（７日、米オハイオ州クリーブランド＝プログレッシブフィールド）

　ア・リーグ投手３冠左腕、タイガースのＴ・スクバルが、敵地のガーディアンズ戦に先発。５回途中までパーフェクト投球を見せた。

　打者１３人から毎回の８Ｋ。同じ中地区をぶっちぎりで制したガーディアンズ打線を封じた。１４人目の打者ネーラーに右中間へ二塁打を打たれ、続くノエルには死球で１死一、二塁のピンチを招いたが、ヒメネスを併殺に打ち取り、先制を許さなかった。

　メジャー５年目のスクバルは今季１８勝（４敗）、防御率２・３９、２２８奪三振の投手３冠でサイ・ヤング賞“当確”。タ軍投手の３冠はＪ・バーランダー（２０１１年）に以来、球団史上３人目。後半戦で猛烈に追い込み、１０年ぶりのプレーオフに進出する原動力となった。

　一方でガーディアンズ先発のボイドも奮闘。対照的に毎回走者を背負いながら、４回まで０を並べた。３回には２死一、三塁でグリーンを二ゴロ。４回には先頭のペレスに左翼線へ二塁打を打たれ、続くトーケルソンの右飛で１死三塁とされたが、２者連続三振で切り抜けた。５回途中まで無失点で、２死から２番手スミスに継投した。

　３戦先勝の今シリーズは５日（同６日）に当地で第１戦が行われ、ガーディアンズが７―０で先勝している。