1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

中谷潤人に挑戦のペッチ・ソー・チットパッタナが来日 「全ての状況に対応できる」と自信

スポーツ報知 / 2024年10月8日 10時53分

来日したペッチ・ソー・チットパッタナ(カメラ・谷口 隆俊)

◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人―同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(10月14日、東京・有明アリーナ)

 WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)に挑戦する同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)が8日、来日した。

 約7時間のフライトを終えて成田空港に到着したペッチは疲れも見せず「十分に準備してきた。自分のファイトはリング上の状況で常に変わる。KO? チャンス次第だ。見ていて楽しい試合にする」と自信を見せた。

 日本とタイとの違いを「気温と興奮状態」と話したペッチ。「日本は寒い」という挑戦者は、首都バンコクに近いパトゥムターニーを拠点に約2か月、世界戦に向けた練習を行い、約130ラウンドのスパーリングを消化した。中谷と同じサウスポーは「左構えの選手との試合は結構ある。(7月の)中谷―アストロラビオ(フィリピン)戦の映像は見ていない。自分は事前に映像を見て対策を練るタイプではなく、リング上で相手の出方を見ながら対応していく。そこが中谷よりも優れているところだ」と分析。「中谷は非常に強い選手。若くて体力にあふれている。リングに上がって対面しないことには展開は分からないが、打ち合いに来たら打ち合う。全ての状況に対応できるようにしてきた」という。指導するチャチャイ・チーフトレーナーも「試合の流れで相手に合わせて闘うタイプ。中谷より強いと思う。私が動画を見て、どう闘うか戦略を練る」と対策は十分だという。

 ペッチは77戦76勝(53KO)1敗を誇るサウスポー。中谷が左構えの選手と対戦するのは、2019年6月のフィリッピ・ルイス・クエルド(フィリピン)以来、約5年4か月ぶりとなる。ペッチは2018年12月、ペッチ・CPフレッシュマートのリングネームで、現WBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)とWBC世界同級暫定王座を争ったが判定負け。だが、その後は28連勝中だ。

 拓真戦以外は全てタイでの試合。日本および海外でのファイトは2度目だ。「拓真戦ではいい経験ができた。それからはテクニックなど色んな部分で成長できた」とペッチ。チャチャイ氏は「中谷と比べて経験は勝っているが、経験だけでは勝てない。でも、拓真戦から学んだことが多かった。どのように闘うかはリングに上がらないと分からないが、面白い試合になることと、簡単には負けないということは請け合うよ」と話した。

 「体重は規定まであと500グラムくらい。面白い試合をする。チャンピオンベルトはとても欲しい」と力を込めたペッチ。2年前に56歳で死去した父ジャン・サラパットさんと母国で待つ母ピーダーさんと兄ウィサヌコーンさんのためにベルトを持ち帰りたいと熱望。その他のバンタム級王座も全て日本人が保持することを聞かれると「全ての試合で倒していきたい」と、WBC王座を獲得したうえでの統一王者にも夢を広げた。

 戦績は26歳の中谷が28戦全勝(21KO)、30歳のペッチが76勝(53KO)1敗。

 試合はPrime Videoで生配信される。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください