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宝塚歌劇団が「出演者による稽古用小道具の製作を廃止」発表 労基署の是正勧告で賃金面も見直し

スポーツ報知 / 2024年10月8日 15時34分

宝塚大劇場

 宝塚歌劇団は8日、昨年9月の宙組娘役・Aさんの転落死以降の組織改革の取り組みの進ちょく状況について、公式ホームページで説明した。

 歌劇団は今年9月に西宮労働基準監督署(兵庫・西宮市)から是正勧告書を受領した。「このことを重く受け止め」専門家の指導などを受けながら適切に対処するという。「劇団員が働きやすい労働環境づくり」の項目では「2024年4月より一部手当の増額やベースアップ等を実施しておりますが、劇団員が安心してより良い舞台づくりに専念できるよう、さらなる労働環境の改善に努めてまいります」と賃金についても説明した。

 また、今年に入って順次実施しているという「出演者・スタッフの役割分担の見直し」は「出演者による稽古用小道具の製作を廃止し、スタッフが購入して保管のうえ、各組で共有しています。さらなる効率化を図るべく、稽古用小道具の保管場所や管理方法の適切化について検討を進めております」と劇団員の負担を減らすことを決めた。

 今年7月から実施している「稽古場運営業務の見直しに向けた検討」は「一般演劇の制作に携わっている外部スタッフに参画いただき、稽古場運営業務における現状の課題と解決策について助言をいただきました。いただいた助言をもとに稽古場運営の在り方や役割分担について検討を進めています」。

 Aさん死去で問題になったハラスメントの教育は「これまでに、出演者を対象に全組でハラスメント研修を実施したほか、全スタッフを対象に動画視聴によるハラスメント研修を実施しています。加えて、マネージャー職以上を対象に、ハラスメント相談窓口研修(相談員としての言動や対応を学ぶ研修)を順次実施しています」と様々な研修を行っているという。

 昨年12月から実施している「匿名で投稿できる意見箱の設置」(WEBフォームも)「設置以降、多数の意見が寄せられており、それぞれの意見に対して真摯(しんし)に協議・対応を重ねております。これまで4度にわたって、劇団員の代表から劇団員宛に進ちょくを書面にて報告しております」とした。

 「劇団員の心身の健康 管理体制の強化」については、昨年11月から公認心理師、シニア産業カウンセラーなど専門資格を有するカウンセラー2人が交代で週3日駐在しているが「従来は電話、メールにより予約を受け付けておりましたが、より安心して相談ができるよう、WEBでの予約受付を開始しました」と、より利用しやすい体制に強化していると説明した。

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