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「ヒリヒリ」待ち望んだ大谷のポストシーズン 今度は「バチバチ」第3戦はパドレスと遺恨マッチ

スポーツ報知 / 2024年10月9日 4時0分

ドジャースベンチへ交換する試合球を投げるマチャド

 1勝1敗のタイになったドジャース―パドレスの地区シリーズ(S)第3戦は8日(日本時間9日)、パ軍の本拠地・サンディエゴのペトコパークで行われる。試合のなかった7日(同8日)、ドジャース・大谷翔平投手(30)らは敵地での全体練習で軽め調整。第2戦で勃発したファンを巻き込んだ一触即発ムードに加え、パドレスのマチャドに球を投げつけられた可能性が浮上したD・ロバーツ監督(52)が会見で不快感をあらわにするなど、遺恨マッチに発展しかねない異例の展開になってきた。

 同地区のライバル対決は、グラウンド外も騒がしい“遺恨マッチ”の様相を呈してきた。ドジャースは第1戦で大谷の同点3ランなどで先勝したが、2戦目を落としタイに。3戦目以降はこれまで以上に緊張感の高まる試合になりそうだ。

 本拠地が約200キロしか離れていない同地区対決に横やりを入れたのは、第2戦でのトラブルだ。3―1でパ軍がリードした6回先頭のタティスに対し、ド軍先発・フラーティが死球。両軍にピリピリした空気が流れ始めると、7回のド軍の攻撃前にファンと左翼手・プロファーがもめて観客席から缶などが投げ入れられて約8分間中断する異例の事態になった。

 さらにこの日、パドレスの三塁手・マチャドがベンチのロバーツ監督を目がけてボールを投げていた可能性が浮上。SNSの映像によると、6回のド軍の攻撃で大谷が先頭で打席に入る前、交換する試合球をマチャドが三塁側ベンチに向かって投げた。ベンチ前のネットに当たって直撃はしなかったが、指揮官は「その時は気づかなかったけど、ビデオで見た。不安ではある。マニー(マチャド)は以前から知っているので何かしらの意思があったと思う。私に当てようとしたなら非常に無礼だ」と怒りをあらわにした。

 米メディア「ジ・アスレチック」のアルダヤ記者によると、証拠映像をMLBに提出。場合によっては罰金などの処分が科される可能性もある。6回裏には守るマチャドとベンチのフラーティが言い争う様子も見られた。複数の米メディアによると、18年7~10月にド軍でロバーツ監督の下でプレーした経験もあるマチャドも第1戦後には「俺たちは大谷には、当てようとしていない」と話すなど戦闘態勢。3、4戦目はロサンゼルス在住のファンはチケットが購入不可となるなど、ド軍にとっては完全アウェーが予想される。

 大谷は第2戦でダルビッシュに抑え込まれるなど4打数無安打。レギュラーシーズンを含め14試合ぶりに無安打だったが、これまで以上に大きな期待と負担がかかる。2番のベッツは22年からポストシーズンは29打席連続無安打で、3番のフリーマンは右足首捻挫で第2戦は途中交代。この日が32歳の誕生日だったベッツは全体練習でバットを振り込み「考えるのをやめたらもっと悪くなる。ただトライを続けるだけだ」と必死に前を向いたが、フリーマンはグラウンドでの練習を回避し、出場は微妙だ。

 幸い、大谷はグラウンドでの練習は行わなかったが、クラブハウスで笑顔を見せるなど6打席連続無安打を引きずっている様子はない。同点3ランなど2安打を放った第1戦では「終始ただただ楽しいゲームだった」と話していたが、物々しい雰囲気で行われる第3戦は、チームの命運を背負い臨むことになりそうだ。(安藤 宏太)

 ◆第2戦のトラブル 3―1でパ軍リードの6回先頭、フラーティがタティスの左足へ死球。直後の6回裏開始前に、三塁手のマチャドが交換する試合球をド軍ベンチ方向へ投げた。さらに、6回裏途中にベンチのフラーティとマチャドが口論。7回裏の前には、左翼・プロファーが客席のファンに手渡したボールを投げ返されたことがきっかけで口論となり、客2人が退場に。缶なども投げ込まれ、約8分間試合が中断した。パ軍は8回攻撃前にマチャドを中心に円陣を組み、そこからの2回で4発を放ち6得点を挙げた。

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