「全力で腕を振れれば」巨人・戸郷翔征、感謝胸に“凱旋”…ＣＳへ９日調整登板

練習を終え、引き揚げる戸郷（カメラ・宮崎　亮太）

　ＣＳ最終ステージ初戦に先発する巨人・戸郷翔征投手（２４）が８日、フェニックス・リーグでの調整登板へ向けて宮崎入りした。移動後、先発する９日・オリックス戦（サンマリン宮崎）へ向けて、宮崎市内で短距離ダッシュなどを行って最終調整。レギュラーシーズン同様に開幕を託された右腕は「明日はフォークやスライダーの精度の確認になる。抑えられたら一番だけど、けがなくいい準備ができたら」とテーマを掲げた。

　愛する故郷でパワーを充電する。宮崎・都城出身。練習中には地元のファンから「優勝おめでとう」と温かい祝福を受けた。９日は戸郷に加えて菅野も登板予定とあり、現地のＧ党の注目度は高い。「久しぶりの宮崎での登板なので、キャンプとは違った投球を見せられると思う。大事な調整ですが（ＣＳを）見に来られない方もいると思うので、宮崎の皆さんに楽しんでいただけるように全力で腕を振れれば」。感謝の思いも胸にマウンドに立つ。（小島　和之）