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長友佑都「暑くても暑いと思わない」「後半ボール保持」「知将の策略にはまらない」過去3戦3敗敵地サウジ戦の心得

スポーツ報知 / 2024年10月8日 23時10分

調整を終え、笑顔の長友(右)(カメラ・岡島 智哉)

 【ジッダ(サウジアラビア)7日=岡島智哉】サッカー日本代表は、26年北中米W杯アジア最終予選、サウジアラビア戦(10日・ジッダ)に向けて始動し、当地で約1時間の調整を行った。過去3戦3敗の鬼門の敵地で臨む大一番に向け、苦杯経験者のDF長友佑都(38)は「サウジ撃破3か条」を掲げた。敵将は世界的名将のマンチーニ氏(59)。森保ジャパンは、ともに欧州CL制覇の経験を持つドイツ代表のフリック氏(59)、スペイン代表のルイスエンリケ氏(54)を退任に追い込んだ“名将狩り”の再現を狙う。

 6万2000人の大観衆に、午後9時で気温31度予報の高温多湿な気候。そして、敵地で過去3戦3敗無得点の歴史。このうち2試合に先発した長友の言葉は、誰よりも重い。「熱気で空気が薄いというか。別物です。それぐらい過酷。厳しい戦いが待っている」

 完全アウェーをどう乗り越えるか。38歳のベテランは、自身の経験をもとに“サウジ撃破3か条”を掲げた。

〈1〉「思い込みを捨てろ」 メンタルモンスターを自認する長友が挙げたのが、考え方の部分だ。「暑くても暑いと思わない。熱気が圧だと感じても全然余裕だと振る舞う。弱い自分を超えていくコントロールを」

〈2〉「ボールを回せ」 過去3戦で喫した3失点は全て体力が落ちた後半。「いかにボールを持てるかが大事になる」。ボールを追い回すことで体力が割かれてしまう。その時間は短ければ短いほどいい。

〈3〉「マンチーニに惑わされるな」 敵将マンチーニとはインテルで2季、監督と選手の間柄だった。「戦術の幅があり、相手に合わせたり、いる選手でチームをつくるのがうまい。どう来るのかが読めない」。知将の策略にはまらない臨機応変な戦い方を求めた。

 狙うは“名将狩り”の再現だ。マンチーニ氏は監督として欧州選手権優勝、イタリアリーグ優勝3度など輝かしい実績を誇る。しかし、森保ジャパンには、世界的名将に頭を抱えさせ、土をつけてきた歴史がある。

 カタールW杯で、ともに欧州CL制覇の実績を持つフリック氏のドイツ、ルイスエンリケ氏のスペインから勝利。ルイスエンリケ氏は大会限りで退任、フリック氏も23年の再戦(4〇1)後に解任に追い込んだ。百戦錬磨の知将の想定を上回るサッカーを展開してきた。

 南野が「次の試合で、僕たちがどれだけの力を持っているかが分かる」と気を引き締めれば、堂安も「息の根を止める試合を」と鼻息は荒い。酷暑の敵地でも名将の策略にも屈せず、歴史を変える勝利をもぎ取る。

 ◆森保ジャパンの“名将狩り” 22年カタールW杯1次リーグ(L)でフリック氏率いるドイツ、ルイスエンリケ氏率いるスペインにいずれも2―1で逆転勝利。ルイスエンリケ氏は成績不振(16強敗退)のためW杯限りで退任となった。1次L敗退となったフリック氏は続投したが、23年9月にドイツで行われた日本との再戦(親善試合)で1―4の大敗を喫し、更迭された。現在、フリック氏はスペイン1部バルセロナ、ルイスエンリケ氏はフランス1部パリSGを指揮している。

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