千賀滉大所属のメッツ、左腕マナイアの７回３安打１失点の快投で、９年ぶり優勝決定シリーズ進出に王手

◆米大リーグ・地区シリーズ　メッツ７―２フィリーズ（８日　米ニューヨーク州ニューヨーク＝シティフィールド）

　メッツが８日（日本時間９日）、フィリーズとの地区シリーズ第３戦、７―２で快勝。２勝１敗として２０１５年以来の優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

　１勝１敗で迎えたメッツの本拠に舞台を移した第３戦。地元ファンの大声援にメッツナインが躍動した。１、２回に好守連発で先発マナイアをサポート。すると、２回裏ポストシーズンに入ってブルワーズ戦の逆転３ラン、地区シリーズ第２戦でも本塁打を放っているアロンソがまた打った。

　初球の外角直球を右翼席に叩き込んだポストシーズン３号アーチ、右打者ながらいずれも右越えアーチと投球に逆らわずに打ち返すバッティングだ。メッツは４回にもウィンカーがソロアーチを右越えに放って２―０とした。

　明暗を分けたのは６回だ。同じように無死一、二塁のチャンスでフィリーズは主砲ハーパーが３球三振。カステラノスの二直でゲッツー。一方、メッツは４番アロンソが厳しいボールを選んで無死満塁。２アウト後、マルテが中前に２点タイムリーを放って突き放した。７回には２アウト無走者から１安打２四球で満塁とすると、イグレシアスが中前に２点タイムリーで試合を決めた。

　フィリーズは８回にハーパー、カステラノスの連続タイムリーで２点を返すも時すでに遅し。８回裏にはメッツがリンドアの二塁打で突き放し、７―２でメッツが逃げ切った。