パドレス王手の第４戦、パ軍は中３日先発、ドジャースはブルペンデー 第５戦は日本人先発対決の可能性も

山本由伸（左）とダルビッシュ有。第５戦は日本人先発対決の可能性も

◆米大リーグ・地区シリーズ　パドレス６―５ドジャース（８日、米カリフォルニア州サンディエゴ＝ペトコパーク）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が８日（日本時間９日）、１勝１敗のタイで迎えた地区シリーズ第３戦の敵地・パドレス戦に「１番・指名打者」でフル出場したが４打数１安打で、チームは逆転負けを喫して対戦成績が１勝２敗となって崖っぷちに立たされた。逆転勝ちのパドレスは、地区シリーズ突破、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

　５点を追う２打席目にバットを折りながら中前安打を放ち、１点差に迫るＴ・ヘルナンデスの満塁本塁打につなげたが、５―６となった４回以降は両軍得点を奪えず、そのまま試合終了。ドジャースは突破へは２連勝のみと、崖っぷちに立たされた。

　試合後、両軍監督は第４戦の先発を公表。王手をかけたパドレスは、５日（同６日）の第１戦で先発して４回途中で８２球を投げ、６安打５失点だった右腕のシースが中３日でマウンドに上がる。ワイルドカードシリーズ第２戦で先発したマスグローブが右肘トミー・ジョン手術となって離脱した影響で、中３日での投入になった。一方で追い込まれたドジャースはブルペンデー。グラスノー、ストーン、カーショーらが離脱して手薄になっている先発陣とあって、厳しい選択となった。

　ドジャースが勝って２勝２敗となって第５戦に勝負の行方が持ち越された場合、パドレスは順番通りで行けば第２戦で先発して７回１失点の好投を見せたダルビッシュが中４日。ドジャースは中５日の山本か、中４日のフラーティが濃厚。場合によっては、ダルビッシュＶＳ山本のポストシーズン史上初となる日本人先発対決が大一番で見られる可能性も出てきた。