「翔平があしたいい仕事をしてくれる」ロバーツ監督が大谷翔平に絶大な信頼、ＰＳ３安打で打率・２３１も

◆米大リーグ・地区シリーズ　パドレス６―５ドジャース（８日、米カリフォルニア州サンディエゴ＝ペトコパーク）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が８日（日本時間９日）、１勝１敗のタイで迎えた地区シリーズ第３戦の敵地・パドレス戦に「１番・指名打者」でフル出場したが４打数１安打で、チームは逆転負けを喫して対戦成績が１勝２敗となって崖っぷちに立たされた。逆転勝ちのパドレスは、地区シリーズ突破、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

　５点を追う３回無死一塁の２打席目に、バットを折りながら２試合、８打席ぶりの安打となる中前安打を放ち、１点差に迫るＴ・ヘルナンデスの満塁本塁打につなげたが、５―６となった４回以降は両軍得点を奪えず、そのまま試合終了。ドジャースは突破へは２連勝のみと、崖っぷちに立たされた。

　大谷は第１戦で同点３ランを放つなど２安打３打点で逆転勝ちに貢献したが、第２戦はダルビッシュの前に３打席沈黙するなど４打数無安打。この試合も４打数１安打で、ポストシーズンは１３打数３安打の打率２割３分１厘と、レギュラーシーズン１５９試合で５４本塁打、１３０打点、打率３割１分をマークした２冠王男にしては少しさみしい数字だ。

　ドジャースは故障を抱えながら強行出場していたロハス、フリーマンがともに途中交代。グラスノー、ストーン、カーショーと先発陣にも離脱者が続出していることから、第４戦はブルペンデーと台所事情は厳しいが、ロバーツ監督は大谷へ「彼はまだいい状態にあると思う。翔平があしたいい仕事をしてくれるだろう」。頼れる男に期待をかけた。