サウル・”カネロ”アルバレスが１０月１３、１４日の８大タイトル戦来場へ トレーナーが同じロサレス応援のため

　プロボクシングの帝拳ジムは９日、世界３団体スーパーミドル級（７６・２キロ以下）統一王者のサウル・アルバレス（メキシコ）が８大タイトル戦『ＰＲＩＭＥ　ＶＩＤＥＯ　ＢＯＸＩＮＧ　１０』（１３、１４日、東京・有明アリーナ）のため来日すると発表した。

　１３日、東京・有明アリーナで行われるＷＢＣ世界フライ級（５０・８キロ以下）王座決定戦で、寺地拳四朗（ＢＭＢ）と対戦するクリストファー・ロサレス（ニカラグア）のエディ・レイノソ・トレーナーはアルバレスのトレーナーでもある。いわば同門ともいえるロサレスの応援のために来日する。１４日の試合も観戦する予定だという。

　”カネロ”の愛称で呼ばれるアルバレスは通算６２勝（３９ＫＯ）２敗２分けの世界４階級制覇王者。スーパーミドル級では４団体を統一したまま４度防衛に成功している（その後、ＩＢＦは王座剥奪）。先月１４日（日本時間１５日）にはエドガー・ベルランガ（プエルトリコ）に判定勝ちして３団体王座の防衛に成功。元世界３団体ミドル級（７２・５キロ以下）統一王者のゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）、世界４団体スーパーバンタム級（５５・３キロ以下）統一王者・井上尚弥（大橋）と並び、現役最多タイの世界戦２３勝目を挙げている。

　老舗専門メディアの「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド（ＰＦＰ、全階級を通じた最強ランキング）では現在、４位。プロボクシング界最高のスーパースターの１人である”カネロ”が有明アリーナに姿を現せば、大歓声で迎えられることになりそうだ。