「みんな順調そうだね」巨人・阿部慎之助監督 フェニックス・リーグ視察で主力野手の仕上がりの良さ確認

フェニックス・リーグの視察を終え、球場を後にする阿部監督

◆みやざきフェニックス・リーグ　巨人９―１オリックス（９日・サンマリン宮崎）

　巨人・阿部慎之助監督（４５）は２泊３日のフェニックス・リーグ視察最終日の９日、オリックス戦（サンマリン宮崎）をネット裏で観戦した。実戦感覚の維持のため、この日から合流した１軍の一部ベテラン主力野手７人が計９安打２四球で全員出塁。「みんな順調そうだね」と仕上がりの良さを確認した。

　「１番・左翼」の丸は３回、椋木から右中間に先制三塁打。「２番・中堅」のオコエも２安打１打点をマークした。大城卓は１四球、長野と門脇は２安打１打点、小林は犠打と適時打、増田大も投手強襲安打。全７選手に好材料があった。

　リーグ優勝した巨人は２日のレギュラーシーズン最終戦ＤｅＮＡ戦（東京Ｄ）から１６日のＣＳ最終Ｓ初戦（東京Ｄ）まで１３日間、試合がない。「悔いのない準備をして（ＣＳ）ファイナルにしっかり合わせてくれたら」。個々の希望や状況に応じ、同リーグ参加組と残留組で分かれて２拠点調整で準備を進めている。

　１軍から参加し、８日の斗山戦（ひむか）で腰の違和感のため途中交代した浅野は無事で、サンマリン宮崎で通常通り試合前練習に参加した。出場はなかったが、視察後に帰京した阿部監督も「大丈夫という報告を受けた」と一安心。残り１週間、万全の調整でＣＳに挑む。（片岡　優帆）