巨人・秋広優人 阿部監督の直接指導翌日に御前弾 ＣＳ出場へ「まだまだアピールしたい」

３ランを放った秋広（右端）だが、（左から）中山、長野、門脇にタッチを拒否され苦笑いしながら追いかける（カメラ・宮崎　亮太）

◆みやざきフェニックス・リーグ　巨人９―１オリックス（９日・サンマリン宮崎）

　秋広が豪快な“御前弾”を放った。「６番・一塁」で出場。６回１死一、二塁、２球目の内角高め１４３キロを弾丸ライナーで両翼１００メートルのサンマリンの右翼席に運んだ。フェニックス・リーグ３戦１１打席目の１号。「強いスイングで捉えられた。角度が低かったですけど入ってよかった」と、阿部監督の視察最終日に爪痕を残した。

　前日８日の斗山戦（ひむか）は試合後に木の花ドームで居残り特打。ケージ裏の指揮官から、グリップの位置について身ぶりを交えた助言を受けた。「何とか自分のものにしたい」と、直接指導の翌日に一発回答。９月下旬から２軍に合流しているが、結果を残し続ければ短期決戦で声がかかる可能性もある。「こうやってアピールの場を設けてもらってるので、まだまだアピールしたい」と誓った。