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【楽天】今江敏晃監督、1年で退任濃厚 後任は渡辺直人ヘッドか三木肇2軍監督が有力

スポーツ報知 / 2024年10月10日 3時0分

最終戦の試合後、グラウンド上であいさつする今江監督(左は浅村、右は則本=カメラ・上村 尚平)

◆パ・リーグ 楽天2―2西武=延長12回=(9日・楽天モバイル)

 楽天・今江敏晃監督(41)が今季限りで退任することが濃厚となった。9日の西武との最終戦(楽天モバイル)に引き分け、67勝72敗4分けで4位に終わった。試合後のセレモニーでは開幕前から前評判の低い中でのスタートとなりましたが、選手の頑張りでクライマックスシリーズを懸けた戦いができました。だが、一歩届かず、悔しい思いをしました。皆さんの期待に応えられず本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。昨年オフに2年契約を結んだが、わずか1年で身を引くことになった。後任は内部昇格を基本線に選定する見込みで、渡辺直人ヘッドコーチ(43)の昇格や、20年に1軍を率いた三木肇2軍監督(47)が再登板する可能性もある。

 今季は球団創設20周年。節目の年に球団初の交流戦へ導いたが、波に乗りきれず、3年連続Bクラスに沈んだ。ロッテとAクラス争いを繰り広げ、9月18日には64日ぶりに3位浮上したものの、シーズン最終盤に失速。則本のクローザー起用など大胆な采配を見せたが、3年連続でAクラス入りを逃した。

 CS出場権を激しく争う戦いの中、チーム内では、一致団結しているとは言いがたい状況も生まれていた。チーム関係者によると、シーズン終盤に差し掛かると、選手起用や采配を巡って指揮官に対する不満の声が多く挙がるようになった。9月から10月にかけて8連敗を喫するなど、選手に年齢が近い兄貴分として期待された今江監督の求心力は、最終盤にかけて失われていったという。

 今季の全日程終了を受け、球団は交流戦Vの功績を評価する一方、チーム内の現状を分析した上で契約を更新しない可能性が高まった。後任は選手からの人望が厚い渡辺ヘッドや、指導経験が豊富な三木2軍監督らが候補とみられる。

 森井球団社長は今後について「今日からしっかり(結果を)振り返り、明日(10日)から組閣に向けてすぐに動く」と説明した。来季は日本一となった2013年以来の優勝を目指し、速やかに新監督の選定を進めていく。

 ◆今江 敏晃(いまえ・としあき)1983年8月26日、京都府生まれ。41歳。PL学園で2年夏に甲子園出場。2001年ドラフト3巡目でロッテ入団。05、10年の日本シリーズMVPを獲得。05年から4年連続でゴールデン・グラブ賞。15年オフに海外FA権を行使して楽天移籍。19年に引退し、20年からコーチ。23年オフから監督に就任。通算1704試合で打率2割8分3厘、108本塁打、726打点。右投右打。

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