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柔道女子に初女性監督・塚田真希さん、ロス五輪へ「責任感を持って全うしたい」…男子は鈴木桂治監督の続投が決定

スポーツ報知 / 2024年10月10日 6時45分

柔道女子日本代表の監督に決まり、写真に納まる塚田さん(右は男子日本代表の鈴木監督、中は山田強化委員長)

 全日本柔道連盟(全柔連)は9日、オンラインで理事会を開き、女子日本代表監督に2004年アテネ五輪女子78キロ超級金メダルの塚田真希さん(42)=東海大女子監督=を選出した。男子は鈴木桂治監督(44)の続投が決定。日本代表初の女性監督となる塚田さんは都内で会見し、28年ロサンゼルス五輪へ「期待に応え、次の世代につながるように責任感を持って全うしたい」と決意を述べた。

 現役時代は全日本女子選手権で史上最多9連覇を果たすなど活躍し、指導者としても16年リオ、21年東京五輪で女子重量級担当コーチを務めた。理事会では双方の実績が評価され、満場一致で選出。柔道女子日本代表では13年の暴力指導問題発覚以降、女性リーダーの登用が待たれていた。新監督は、選手の主体性を尊重した上で「変化の激しい時代。しっかりとした技術とコーチングを提供したい」と決意を込めた。

 日本女子はパリ五輪の個人戦で過去最低のメダル2個と苦しんだ。近年はコロナ禍などの影響で国際大会の経験が不足する若手の底上げも急務。「海外経験を早い段階から積む機会を設けたり、チャレンジ精神を持って取り組んでいきたい」。日本柔道界待望の女性監督が復権を託され、船出を迎えた。(林 直史)

 〇…男子の鈴木監督は再任され、2期目に入った。21年東京五輪後に就任。通常より短い3年で迎えたパリ五輪の代表選考は実績ある選手が中心となったが、ロス五輪までは4年ある。「世界と戦える選手を見落とすことなく、金メダル獲得という目標をぶれずに持ち続けたい」と新戦力の発掘に意欲を見せた。就任当初から掲げる最重量級の再建にも改めて強い思いを示した。

 ◆塚田 真希(つかだ・まき)1982年1月5日、茨城・下妻市生まれ。42歳。土浦日大高から東海大を経て、東海大大学院卒。体重無差別の全日本女子選手権で02年から9連覇。五輪は78キロ超級で04年アテネ金、08年北京銀。世界選手権は07年に無差別級で優勝。10年に現役を引退。16年から東海大女子監督。

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