サントリーの高橋藍「負けない気持ちで」大阪Ｂ西田有志と直接対決へ闘志…１１日・大同生命ＳＶリーグ開幕戦

開幕戦に向けて調整を進めるサントリー・高橋藍(カメラ・小林　泰斗)

　バレーボールの新リーグ「大同生命ＳＶリーグ」は、１１日に東京・東京体育館でオープニングマッチとして行われる、男子のサントリーサンバーズ大阪―大阪ブルテオン（Ｂ）戦で開幕する。両チームは１０日、会場で練習を行い、一部を報道陣に公開した。パリ五輪代表で、昨季覇者サントリーに加入した高橋藍（らん）は「いよいよ開幕するんだな。非常にワクワクしているし、開幕戦はＳＶリーグを盛り上げるためにも重要な一戦になると思うので頑張りたい」と意気込んだ。

　昨季まで３季、イタリア１部でプレーし、昨季はモンツァの主軸としてプレーオフ準優勝に貢献。パリ五輪後の今季は「自分が新しい場所で成長したい、新しい経験を得たい気持ちがすごくあった」との思いと、「ＳＶリーグを盛り上げたい」との思いを胸に、自身初めて日本のリーグに参戦を決めた。

　大阪Ｂには日本代表としてパリ五輪で共闘したオポジットの西田有志、ミドルブロッカーの山内晶大、リベロの山本智大らがいる。藍は「お互いのことを知り尽くしている。（西田の）好きなコース、ポイントも知っているし、弱点も知っていると思うので、得意なコースや嫌なところにブロックは出していきたいなと思うし、彼は強いサーブを持っているので、自分自身もディフェンスを強みを持っているので、エースを取られないようにしたい。負けない気持ちでいきたいです」とイメージした。

　パリ五輪後はメディア出演などもこなし、リーグの“顔”としてバレーを広げるためにも力を入れてきた。「１０・１１」のオープニングマッチはテレビで生中継も決まる。日本バレー界が一歩を踏み出す歴史的な一戦へ「リーグが盛り上がっていくか、ここに懸かっている。一番は勝負にこだわっていくけど、注目されている分、バレーボールのおもしろさを伝えて行けるようなプレーをしたい」と決意を固くした。