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大谷翔平がベンチで放送禁止ワード!?不運な本塁憤死に激高も大勝でドジャース逆王手

スポーツ報知 / 2024年10月11日 5時0分

◆米大リーグ・地区シリーズ パドレス0―8ドジャース(9日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、5回戦制の地区シリーズ第4戦の敵地・パドレス戦に「1番・DH」でフル出場し、試合の流れを一気に引き込む適時打を放って8―0の大勝に貢献した。ド軍は2勝2敗のタイとし、突破へ逆王手をかけた。11日(同12日)の第5戦はドジャースタジアムで行われ、パドレスの先発は第2戦で無安打に封じられたダルビッシュ有投手(38)。運命の一戦に向かう。

 まだ終わるわけにはいかない。1点リードの2回2死一、三塁で迎えた第2打席。大谷は、中3日で先発したシースの初球、高めに浮いたスイーパーを振り抜いた。初戦ではポストシーズン1号の3ランをぶちかました相手だ。横っ跳びした一塁手のミットをかすめる右前適時打。一塁塁上では味方を鼓舞するようにして右手を上げて叫んだ。負ければシーズンが終わる崖っぷちでも「2連勝すればOK」と泰然自若だった背番号17。有言実行で、逆王手をかけた。

 3打数1安打、2四球で1打点。6の6、3連発、10打点で「50―50」を達成した9月19日の敵地・マーリンズ戦以降、得点圏打率は18打数15安打の8割3分3厘、地区シリーズに限っても4打数3安打4打点と、驚異的な数字が並ぶ。「翔平が果敢にシースを攻めてくれた。序盤でマウンドから引きずり降ろしたことで、試合の主導権を握れた」。取材対応がなかった本人に代わり、ロバーツ監督が貢献度の高さを認めた。

 冷静さと熱い気持ちが同居した。5点リードの4回1死。四球で出塁すると、ベッツの深い中飛でタッチアップし、二塁を陥れた。続くT・ヘルナンデスの三塁線の打球を三塁手マチャドがはじいたのを見て、迷わずホームを狙った。しかし、はじいたボールはフェアのジェスチャーをしていた三塁塁審の左手に当たり、マチャドのもとへ。三塁コーチャーの制止を振り切って突入した大谷は、本塁で憤死した。

  ベンチに戻って映像を確認すると、納得がいかなかったのか、放送禁止ワードとみられる言葉を絶叫した。近くにいたカーショーら同僚も目を丸くした激高っぷり。懸ける思いの強さがほとばしった。「うちにはファイトあふれる選手や身を粉にする選手がたくさんいる」。2戦連発のベッツが代弁した。

 第3戦の後には「後がないという感覚自体が、今の僕にはない」と言い放った。右足首捻挫の3番・フリーマン、左内転筋痛の遊撃手ロハスの欠場を、入魂のプレーでカバーした。

 12安打8得点と打線がつながれば、ブルペンデーの8投手も完封リレーで応えた。敵地史上最多4万7773人が集結したパ軍ファンを沈黙させ、運命の第5戦へ挑む。パドレスの先発は、ダルビッシュと発表された。第2戦では多彩な変化球に翻弄(ほんろう)され、3打数無安打に抑え込まれた。そびえ立つ、高い壁。頂点へたどり着くため、リベンジする。(安藤 宏太)

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