世界女王・中国の壁を50年ぶりに破った日本…男子含めた卓球界全体でつないできた経験と意識の底上げ実る
スポーツ報知 / 2024年10月10日 22時45分
◆卓球 アジア選手権 第3日(9日、カザフスタン・アスタナ)
女子団体決勝で、世界ランク2位の日本が同1位の中国を3―1で破り、2大会ぶりの優勝を飾った。中国が出場した大会での制覇は1974年横浜大会以来、50年ぶりの歴史的快挙となった。シングルスの世界ランク7位の張本美和(16)=木下グループ=が第1試合で同4位の王芸迪を、第4試合では同1位でパリ五輪銀の孫穎莎から、ともに3―2で金星を挙げた。平野美宇(24)=木下グループ=も同6位の陳幸同を3―1で破った。
* * * *
打倒・中国―。選手や関係者が掲げる目標はここ数年、より言葉に重みが増しているように感じた。日本が五輪で悲願の初メダルをつかんだのは12年ロンドン大会の女子団体。決勝は中国に0―3で敗れたが、石川佳純さんが以前、当時の立ち位置を「準決勝で勝つことが目標で決勝の準備ができていなかった」と振り返ったことがあった。
16年リオ五輪は対戦が実現しなかったが、17年に平野美宇がアジア選手権のシングルスでトップ3選手を破って優勝。大きな衝撃を与え、次は伊藤美誠が先頭に立った。石川さんも19年、のちに五輪を連覇する陳夢に勝利。自身も日本全体も対中国への「意識が変わって、目標も高くなった」と実感を込めていた。
昨年は早田ひなが世界選手権で中国選手に勝ってシングルスのメダルを獲得。団体では今年2月の世界選手権で2―3と肉薄した。12年前は高さを測れなかった壁に石川さんらが挑み続け、黄金世代の伊藤、平野、早田が距離を縮めていった。男子も含め、日本卓球界全体でつないできた経験と意識の底上げのバトンが、日本女子の50年ぶりの快挙を導いた。(五輪担当キャップ・林 直史)
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