森保ジャパン、光った守備意識 シュートブロック、球際、GKセーブ…サウジ相手に奮闘無失点
スポーツ報知 / 2024年10月11日 7時2分
◆26年北中米W杯アジア最終予選▽第3戦 サウジアラビア0―2日本(10日、サウジアラビア・ジッダ)
日本は過去3戦3敗だった敵地でサウジアラビアを2―0で下し、W杯最終予選3連勝を飾った。
* * *
美しい崩しから前半14分にMF鎌田大地が先制点を挙げ、終盤には途中出場のFW小川航基が追加点。これまで同様、攻撃面でもアジア随一の破壊力が随所に見られたが、守備面での奮闘も際立った試合だった。
4バックの奇襲に打って出たサウジアラビアに対して、プレスがはまったわけではなかった。先制後も右WBの堂安のサイドから押し込まれ、堂安が右SBのような位置でプレーすることを強いられる場面も増えた。それでも、ペナルティーエリアへの侵入は許さなかった。
まずは相手のキックオフ直後、MF南野拓実が猛プレスをかけて相手のキックミスを誘ったところからスタート。前半27分には驚異の「シュートブロック3連発」が決まった。まず町田浩樹が相手シュートをブロックするも、こぼれ球は相手選手の元へ。ここで町田に加えて守田英正、遠藤航、三笘薫がシュートコースに体を投げ出す。そのこぼれ球はまたもやフリーの相手に渡ったが、今度は町田、守田、遠藤、板倉滉の4人で止めた。
GK鈴木彩艶にも片手一本の好セーブが生まれ、前線からの守備も徐々にリズムが生まれた。1トップ2シャドーと両WBの5人が途中交代となったが、代わって入った伊東純也、小川航基や前田大然、久保建英、中村敬斗の守備意識も高かった。鈴木は「DF陣の体の張りを見てもらえればわかると思うが、全選手が体を張ってゴールを防いでくれた」と感謝した。
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