井上拓真「統一戦に向けての負けられない試合」堤聖也との防衛戦へ意気込み

会見する井上拓真(右）と堤聖也（カメラ・堺　恒志）

◆プロボクシング　▽ＷＢＡ世界バンタム級（５３・５キロ以下）タイトルマッチ１２回戦　王者・井上拓真―同級２位・堤聖也（１３日、東京・有明アリーナ）

　プロボクシング「７大世界戦＋那須川天心地域タイトル戦」という８つのビッグマッチが行われる「Ｐｒｉｍｅ　Ｖｉｄｅｏ　Ｂｏｘｉｎｇ　１０」は１３、１４日、東京・有明アリーナでゴングを迎える。１１日は都内のホテルで記者会見が行われ、１６選手が一堂に会した。

　３度目の防衛に挑む井上拓真（大橋）は、１４日に同興行で防衛戦を行うＷＢＣ王者・中谷潤人（Ｍ・Ｔ）との統一戦を熱望している。「体重も問題なく落ちている。１３日の試合は、自分の目標である統一戦に向けての負けられない試合。堤選手に集中してしっかり勝ちたい」と意気込みを語った。

　同学年の両者は１２年の高校総体準決勝で対戦し、井上拓真が勝利している。拓真が「同級生同士の熱い、バチバチの試合になると思う。一番盛り上がる、熱い試合をしたいと思います」と話せば、堤も「チャンピオンが言ってくれたのと同じようなこと。生きてきたものがリングに出ると思う。そういうのを見てもらえたら。この試合に向けて、地道な練習をコツコツコツコツやってきた。やることはやったんで、自信を持ってリングに上がりたいと思います」と応じた。