常に「のど飴、風邪薬は持ち歩いていました」大山のぶ代さんの真摯な姿勢に感じたプロ根性…記者が悼む
スポーツ報知 / 2024年10月12日 5時10分
テレビ朝日系人気アニメ「ドラえもん」の声などで知られる、声優の大山のぶ代(おおやま・のぶよ、本名・山下羨代=やました・のぶよ)さんが9月29日午後4時23分、老衰のため都内の病院で死去した。90歳だった。11日に所属事務所が発表した。
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2006年6月、ドラえもんの声優を終えて1年後の大山さんにインタビューした。東京・代官山のカフェに入って驚いたのが、あいさつの「こんにちは」がドラえもんの声だったこと。役作りではなく地声だったのだ。
おもむろに、たばこに火を付け、おいしそうに吸っていた。「『体形と顔の形がドラえもんとそっくり』って言われちゃう」とテレビ画面で見るドラえもんと同じ表情で笑っていたのを思い出す。40代半ばの私にとっては「ドラえもん=大山さん」。その日は取材というより、少し大きなドラえもんと会話しているような時間だった。
驚いたのはプロ根性。ロボットを演じるだけに、声が変わることは許されない。「いつどこに行くにも、のど飴(あめ)、風邪薬は持ち歩いていました」と、カバンの中を見せてくれた。26年間続けていて習慣化していたのだろう。日本中の子供に愛される声と仕事に対する真摯(しんし)な姿勢。国民的アニメの人気の理由が垣間見えた。(文化社会部デスク・浦本 将樹)
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