紅白２年連続司会の有吉弘行「今年は踊ってみたいです」初大役の伊藤沙莉は「できることを精いっぱい頑張りたい」

（左から）橋本環奈、有吉弘行、伊藤沙莉

　ＮＨＫは１１日、大みそかの第７５回ＮＨＫ紅白歌合戦（後７時２０分）の司会を、タレントの有吉弘行（５０）、女優の橋本環奈（２５）、伊藤沙莉（３０）ら４人が務めると発表した。

　前期の連続テレビ小説「虎に翼」のヒロインだった伊藤と、後期「おむすび」のヒロインの橋本。今年度の「朝の顔」とも呼べる、前後期の朝ドラ主人公の司会でのそろい踏みは紅白史上初。有吉は２年連続２回目、橋本は３年連続３回目、伊藤は初の大役になる。

　有吉は「正直、１回きりだろうと思っていたので、ビックリしたのと同時にすごくうれしかったです。去年は、司会をしながら紅白のステージで歌うという貴重な経験ができたので、今年は踊ってみたいです。そこまでの余裕はないかなと思いつつ、２回目の司会を楽しく一生懸命にやっていこうと思います」と誓った。

　橋本は「歴史と伝統ある『紅白歌合戦』、有吉さん、伊藤さんと共に２０２４年も明るく楽しく、視聴者の皆さまにとってより良い新年を迎えられるよう、精いっぱい尽力させていただきます」。伊藤は「『虎に翼』の撮影時に、スタッフさん、キャストの方々から『司会あるかもね』なんてお話をしていただく度に、『あるのかな、いや、ないない』『え、もしかして、いや』みたいなことを言ったり考えたりしていましたが、まさか現実になるとは。想像もつかず、いまだに不思議な気持ちでおります」と驚きを隠しきれない様子。司会の仕事自体が初めてで「何ができるか未知数ではございますが、先輩方を見てできることを精いっぱい頑張りたいです」と意気込んだ。

　今年テーマは「あなたへの歌」。同局は「メジャーもマイナーも、国も性別も、時代にもとらわれることなく、他でもない『あなた』へ、一人ひとりに最高の歌をおくります」としている。