松下洸平、共演の子どもを“子役”呼びしない理由は「共演者であり仲間であり、俳優なので…」座長としての心得明かす

会見に登場した松下洸平、森川葵

　俳優の松下洸平が１１日、都内で主演を務める日本テレビ系ドラマ「放課後カルテ」（１２日スタート、土曜・後９時）の記者会見に共演の森川葵と出席し、座長としての心得を明かした。

　本作は小学校の保健室に常駐する超偏屈な学校医・牧野（松下）が、鋭い観察眼で児童のＳＯＳを見逃さず救う物語。松下は本作が地上波ドラマ単独初主演となる。

　学校医を演じる松下は、子どもたちとの撮影現場について「子役という言葉は使わないようにしている。共演者であり仲間であり、すばらしい俳優なので」と座長としての心構えを告白。偏屈な役柄だけに苦労もあるようで「現場は天真爛漫（てんしんらんまん）な子たちばかりで、思わずつられて笑いそうになることもあります…。みんなお芝居についてきてくれて、本当に頼もしいです」と語った。

　第１話では人気子役・増田梨沙演じる“居眠りしがちな児童”が中心人物となる。増田の好演ぶりに、松下は思わず「すごくなかったですか？僕らもびっくりしてます…」と感嘆。「お芝居でぽろぽろ涙が出るんですけど、本人は『泣けなかったらどうしよう』と緊張している様子で。涙が出ると、カットかかった後にぴょんぴょん跳ねて喜ぶんですよ。不思議な魅力のある子」と目尻を下げた。

　森川も「切り替えがすばらしい。（増田）本人は楽しくて明るい子なんですけど、ゆきちゃんって役をしっかり落とし込んでいてすごいなあと。役作りの仕方を教えて欲しいくらいです」と脱帽した。

　さらに会見では、児童役の子役たちから“自分はどんな子どもだったか”などと質問が寄せられた。松下は「外で遊ぶのが大好きな子どもでした。缶蹴りとか鬼ごっことか、八王子の田舎で育ったので自然の中で遊んでいました」と回想。一方の森川は「私は松下さんと真逆。学校でも絵を描いていたり、休みの日も家でゲームしたりインドア派でした」と明かした。