バレーボール 西田有志、妻・古賀紗理那さんのビジョン登場に「ビックリ」とにっこり「ギアが上がった」

大阪Bの応援に駆けつけた古賀紗理那さん(カメラ・小林　泰斗)

◆バレーボール　▽大同生命ＳＶリーグ　オープニングマッチ　大阪ブルテオン　３（２５―１７、２５―１９、２５―２１）０　サントリー（１１日、東京体育館）

　　世界最高峰を目指す新リーグの「大同生命ＳＶリーグ」が西田有志を擁する大阪ブルテオン（Ｂ）と高橋藍が加入したサントリーがオープニングマッチで開幕。昨季準優勝の大阪Ｂが昨季覇者のサントリーを３―０で破った。この日チーム最多２１得点の活躍を見せた西田は「無事に開幕できて、選手の１人としてうれしい。勝利は自分立ちにとって、とても大きい」とうなずいた。

　試合中には、パリ五輪後に現役を引退した妻の古賀紗理那さんが応援する姿が、会場の大型画面に映し出された。会場は盛り上がったが、西田によればスタッフには控えめにしてもらうよう、お願いしていたという。それだけに「ビックリしました」と苦笑い。ただ「それでギアがあって、サーブもうまくいったかなと思う」と笑顔で感謝した。

　力強いスパイク、サービスエースで開幕戦勝利をけん引。それでも「ＳＶリーグで戦う中での１勝」と、気を緩めない。「他のチームにどう還元して、どう見せていくか。そこで失敗はできない。チームとしても個人としても、意識してやっていきたい」と決意。コートに意識を集中させ「これから自分で道をつくっていくのがプロ。第一はバレーボール。バレーと向き合っていけば、露出は増えていくと思う」と熱い思いを語った。