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ライトフライ級中日本新人王の細川弦汰がデビューから4連勝なるか…プロボクシング

スポーツ報知 / 2024年10月12日 8時25分

全日本新人王のタイトルを目指す駿河ジムの細川

 プロボクシングのライトフライ級中日本新人王の細川弦汰(20)=駿河=が全日本タイトルへの第2関門に挑む。14日に大分・中津市体育センターで行われる対抗戦で、西部日本(九州・沖縄)の王者・金城寿幸(18)=沖縄WR=と対戦。「打ち合って勝ちます」とデビューからの4連勝を誓った。

 強みは持久力だ。「前に出る突進力は日本で一番だと思う。1回から8回まで同じペースで強いパンチを打ち続けることができる」と鈴木憲会長(52)。東京や名古屋へ出げいこに行き、経験も積んできた。相手も2戦2勝(2KO)の強者だが「楽しみです」と細川も自信をのぞかせる。

 焼津中時代はサッカー部。引退後は「ほかのスポーツがやりたい」と考え、同じ市内の駿河ジムを見学。「これだ!」と思ったという。練習に打ち込み、かつて同ジムで日本チャンピオンに輝いた増田信晃さんが得意にしていたオーバーハンドパンチ「駿河フック」も体得。昨年10月のデビュー戦を3回TKOで飾った。

 高校時代はボランティアでジムの小、中学生のコーチを手伝っており、現在は職員。「勝ったときに子どもたちが喜んでくれるのがうれしい。自分の試合で見ている人を熱くしたい」と燃えている。

 金城を倒せば、次は西日本新人王との西軍代表決定戦。その次が東軍代表とのファイナルだ。念願のタイトルまで、あと3勝。子どもたちの応援を糧にして九州に乗り込む。(里見 祐司)

 ◆細川 弦汰(ほそかわ・げんた)2004年9月27日、焼津市生まれ。20歳。競技は焼津中3年から。キラリ高3年夏のジュニアチャンピオンズリーグ全国大会U18の部フライ級優勝。昨年10月にプロデビューし、3戦3勝(2KO)。身長168センチ。血液型A。家族は両親、兄と祖母。

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