勝てば突破の大一番でドジャースが先取点！ 伏兵の一発、大谷翔平もベンチ前へ…ダルビッシュ有被弾

◆米大リーグ・地区シリーズ第５戦　ドジャース―パドレス（１１日・米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１１日（日本時間１２日）、２勝２敗のタイで迎えた地区シリーズ第５戦の本拠地・パドレス戦に「１番・指名打者」でスタメン出場し、初回先頭の１打席目は、ダルビッシュ有投手（３８）と対戦して、空振り三振に倒れた。

　ドジャースの先発した山本由伸投手（２６）は２回まで無安打無失点の好発進。すると２回２死走者なしで、「７番・中堅」でスタメン入りしたＥ・ヘルナンデスがダルビッシュの直球を左翼席に運んで先取点をたたき出した。大谷はベンチの前に出てＥ・ヘルナンデスを出迎えた。

　Ｅ・ヘルナンデスは第３戦までベンチスタートだったが、遊撃手のロハスが故障で出場できなくなった目に第４戦に出場して三塁と中堅を守っていた。今ポストシーズン１号となったが、レギュラーシーズンのキャリアでは１２０本塁打ながら、ポストシーズンではこれが１４発目と大舞台での勝負強さは定評がある。この日の試合前には「明日はない。今日勝つための方法を探さねばならない。子供頃から夢見ていたような試合。このディビションで勝つためではなく、ワールドシリーズで勝つためにここにいる。全員がお互いを信じて今夜の試合に勝つ」と気合を入れていた。