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攻め切った山本由伸 苦手のパドレス戦で殊勲の勝利投手「試合が始まるまで分からなかったですけど…」

スポーツ報知 / 2024年10月12日 13時13分

5回無失点に抑えた山本由伸

◆米大リーグ、地区シリーズ第5戦 ドジャース2―0パドレス(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が11日(日本時間12日)、地区シリーズ第5戦の本拠地・パドレス戦に先発。5回2安打無失点とほぼ完璧な投球で勝利投手となった。

 パドレス戦はレギュラーシーズンの2試合で0勝1敗、防御率12・00と打ち込まれ、今シリーズでも第1戦で3回5安打5失点でKOされた。過去3試合は全て初回に失点していたが、この日は違った。3年連続首位打者の1番・アラエスをカーブで一ゴロに仕留めると、2番・タティスはスライダーで空振り三振。3番・プロファーは二ゴロに打ち取った。パドレス戦の初回無失点は4試合目で初めてだった。

山本「本当に試合が始まるまでどうなるか分からなかったんですけど、とにかくこの今日に向けて、しっかり一日一日練習して、何とか調整した結果、うまくいったんだとは思います。スピードが出ていたのはすごくいいフォームで、いい力感で投げることができたので。しっかり自分のフォームで投球することができたと思います」

 2回2死から6番・ボガーツに四球を与えた球は右肩の負傷から復帰後最速となる98・2マイル(約158キロ)を計測。E・ヘルナンデスのソロで味方が1点を先制した直後の3回は1死から連打を浴び、一、二塁のピンチを背負ったが、好調のタティスをスライダーで三ゴロ併殺に斬った。4回は3者凡退、5回も先頭のボガーツから直球で見逃し三振を奪うなど走者を出さずに投げ切った。パドレス・ダルビッシュ有投手(38)とポストシーズンでは初の“日本人先発投手対決”を制した。

山本「(パドレス対策で)配球の面もすごく何度もミーティングを重ねて確認しましたし、もちろん技術のところもたくさん調整して、本当にとにかくベストな状態で、より良い状態でマウンドに上がれるようにしました。とにかく攻める気持ちを持って、自信を持って思い切り投げました」

 2勝2敗のタイで迎えた第5戦。勝てば突破、負ければ敗退の運命の大一番で先発を託された。ロバーツ監督は前日会見でも先発を明言せず、第2戦で先発したフラーティの中4日での投入、第4戦に続く「ブルペンデー」も検討していたが、中5日で山本の先発を決めた。

 この日の試合前、指揮官は「我々は彼(山本)が人生をかけて投げる今日の試合に賭ける」と言った。第1戦の試合後には癖などから球種がバレている可能性も指摘されたが、練習の中で右腕は懸命に修正してきた。「由伸はトップクラスの先発投手だから、全員がこの判断に満足している。きっといい投球をするだろう」と信頼してくれたロバーツ監督に“恩返し”の好投になった。

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