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広島1位指名公言に明大・宗山塁「高い評価をしていただいたことは非常にうれしい」2安打2打点と躍動 ドラフト競合必至

スポーツ報知 / 2024年10月12日 15時40分

6回1死満塁、右前に適時打を放つ明大・宗山塁(カメラ・佐々木 清勝)

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第5週第1日▽立大5-4明大(12日・神宮)

 10月24日に行われるドラフト会議の目玉候補、明大の宗山塁遊撃手(4年=広陵)は「3番・遊撃」でスタメン出場。2本の適時打を放ち、4打数2安打2打点と暴れたが、チームは逆転負けを喫した。

 0-0で迎えた初回1死二塁、立大のエース右腕・小畠一心(3年=智弁学園)の147キロ直球をセンター返しで二塁走者が生還。3-5で迎えた6回1死満塁では、左腕・田中優飛(1年=仙台育英)の126キロスライダーを振り抜き、今季9打点目とした。

 「満塁だったので、1点よりは2点、3点取れることがベスト。初球から打っていき、シングルヒットで1点しか取れなかった。良かったんですが、自分が一気に同点、逆転とつなげて行ければベスト。次に反省点として生かしたい」と高い向上心をうかがわせた。

 複数球団による1位競合は必至な情勢。ネット裏では、前日(11日)に地元・三次市出身の宗山について1位指名を公言した広島の苑田スカウト部顧問、尾形スカウトが見守った。苑田スカウト部顧問は「打って当たり前でしょう。久しぶりじゃないでしょうか、こういうショートが出てきたのは。もしクジに当たれば、10年、15年は安心ですね。それぐらいの逸材じゃないですか」と賛辞の言葉を送った。

 カープの1位指名公言に「高い評価をしていただいたことは非常にうれしいですし、それに見合うような結果だったり、チームを引っ張っていく姿勢を、まずはリーグ戦で見せることができたら」と宗山。運命のドラフトへ「本当に1日ずつ近づいてきているな、というのは日々感じていますし、それでも自分のやることは変えずに、その日を迎えられたなと思います」と平常心を強調した。まずは13日の第2ラウンド。全力で勝ちに行く。(加藤 弘士)

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