【巨人】ヘルナンデス、驚異の回復で実戦復帰へ前進「日本シリーズに合流してみんなでまた優勝したい」

ジャイアンツ球場の室内で打ち込んだ巨人・ヘルナンデス（撮影・小島　和之）

　左手首骨折からの復帰を目指す巨人のエリエ・ヘルナンデス外野手が１２日、２か月ぶりにフリー打撃を再開した。ジャイアンツ球場の室内練習場で、ティー打撃とマシン打撃を行った後、球団トレーナーが投げ込む直球に対して約２０スイング。「少しタイミングとか、違和感があったんですけど、徐々に練習していけば通常に戻るかなと思うので問題ない」とうなずいた。

　驚異的な回復力で実戦復帰へと向かっている。当初のプランから１～２週間程度早いペースでリハビリが進んでおり、「回復も予定より早く良くなっている」。打撃練習後にはグラウンドへと移動。負傷後初めてフリー打撃の中堅守備に入り、生きた打球を捕って感覚を養った。実戦を想定してスライディング改良にも着手。再度の故障を避けるため左手を地面につく癖を矯正し、両手を上げたフォームで何度も挑戦。「１００％に少しずつ近づいてきているんじゃないかな」と明るい表情を浮かべた。

　１６日からクライマックス・シリーズ最終ステージに臨むチームへ向けて、「個人的には日本シリーズに向けて準備している。試合には出られないけど最終ステージで勝ってもらって、日本シリーズに合流してみんなでまた優勝したい」。２６日の日本シリーズ開幕を見据え、臨戦態勢を整えていく。