スーパーフォーミュラ第６戦 坪井が今季２勝目で総合優勝を射程圏内に 小林可夢偉は５年ぶりの表彰台

スーパーフォーミュラ第６戦を制した坪井（中央、左は２位の岩佐、右は３位の小林）

　自動車レースのスーパーフォーミュラ第６戦の予選と決勝が１２日、静岡・富士スピードウェイで行われた。

　午前に予選、午後に決勝が行われる今季初の２レース制。予選７位の坪井翔（バンテリン・チーム・トムス）は決勝の３２周目にトップに浮上。そのままチェッカーを受けて今季２勝目、通算４勝目を挙げた。

　注目の総合優勝争いではトップの野尻智紀（チーム無限）に０・５点差に肉薄。「残り４戦でなんとか勝たないと総合優勝は難しいと思っていた。きょう勝ったことで射程圏内に入れた」と話した。

　３位に入った小林可夢偉（キッズ・コム・チームＫＣＭＧ）は２０１９年の第５戦（モビリティリゾートもてぎ）以来、５年ぶりの表彰台。「感謝しかないです」と陽気なドライバーが静かに喜びを噛みしめていた。