「女優✕歌手」二刀流目指す！長澤まさみら輩出オーディション出身の２０歳・井上音生 初ライブで３曲熱唱

女優でも歌手でも飛躍を目指す井上音生（カメラ・頓所　美代子）

　沢口靖子（５９）、水野真紀（５４）、長澤まさみ（３７）らを輩出したオーディション「東宝シンデレラ」で審査員特別賞を受賞した女優・井上音生（ねお、２０）がスポーツ報知のインタビューに応じ、女優と歌手の二刀流に意欲を示した。今月９日に歌手デビューした井上は１２日、東京・東武百貨店池袋本店で開催された「アニソンスペシャルライブ」で、初の歌唱ライブを行った。

　フレッシュで透き通るような容姿の期待を裏切らない美声を、伸びやかに披露した。ライブ前は「こんなにステキなステージに立てて光栄ですが、とっても緊張しています」とこわばった表情を見せていた。ひとたび９日発売のデビュー曲「あなたに恋をしている」がかかり始めると、ステップを踏みながら歌唱するなどノリノリに。ＭＣ中にマイクの音が出なくなる、歌唱中にステージの照明が消えるなどのハプニングも乗り越え、２５０人を前に３曲を笑顔で熱唱した。

　もともと、歌うことは大好き。小学生時代にはコーラス部に所属し、一人カラオケにも行っていたという。２０１６年にオーディションに合格し、芸能界入り。２１年にはミュージカル「魔女の宅急便」でキキ役を演じるなどキャリアを積んできた。地元・愛媛でパーソナリティーを務める南海放送ラジオ「井上音生のＮＥＯラジ」を聴いたレコード会社の関係者が、井上のヒーリングボイスに才能を見いだし、歌手デビューが決まった。

　歌手デビューに伴い、本格的なボイストレーニングに初挑戦。１年半かけて準備した。「事務所の先輩・上白石萌歌さんが通っていたボイストレーニングの先生を、ご本人から直接紹介していただいて、ご指導いただきました。（萌歌の姉の）上白石萌音さんのライブにも行って、ＭＣやパフォーマンスも学ばせてもらい、お二方のようなアーティストになりたいと思いましたし、目標にしています」

　もちろん、活動の主軸は女優業。それでも、「またレコーディングしたいです！　いつかは作詞・作曲、ロックバンドとかもやってみたい！　単独ライブも開催して、萌音さんと萌歌さんに来てもらいたいです」と二刀流で大きく羽ばたくつもりだ。（増田　寛）

　◆井上　音生（いのうえ・ねお）

　▼生年月日　２００４年８月１８日生まれ、２０歳

　▼出身地　愛媛県

　▼身長　１５７センチ

　▼血液型　Ｏ

　▼特技　歌、バレエ、乗馬、空手

　▼趣味　アニメ鑑賞、茶道

　▼好きな食べ物　いくら、麺類

　▼好きなアニメ作品　銀魂

　▼資格　英語検定２級

　▼主な出演　１８年に「噓を愛する女」（中江和仁監督）で女優デビュー。２１年にミュージカル「魔女の宅急便」で初主演。２４年５月にはミュージカル「ナビレラ」に出演