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「子どものために…」09年結成ラブレターズ溜口、意外な優勝賞金の使い道…キングオブコント史上初1点差で栄冠

スポーツ報知 / 2024年10月13日 5時0分

第17代キングに輝いた「ラブレターズ」の塚本直毅(左)と溜口佑太朗

 史上最多の3139組がエントリーしたコント日本一決定戦「キングオブコント2024」の決勝が12日、東京・赤坂のTBSで行われ、2009年結成のお笑いコンビ「ラブレターズ」が第17代キングに輝いた。

 947点(1000点満点)を獲得し、5度目の決勝でようやく栄冠を手にした。溜口佑太朗(39)と塚本直毅(39)は「よっしゃ~」と声を張り上げ、涙を浮かべながら抱き合った。

 2位のロングコートダディとは、わずか1点差で大接戦を制した。1点差での優勝は大会史上初。汗を拭い「信じられな~い」と絶叫していた溜口。優勝会見では赤ジャケットを羽織り「俺たちがキングだ! キングオブコントをきっかけに芸人を始めた」とほほ笑み「ずっと負け続けていた人生。老害みたいな扱いを受けてきた。自分で褒めてあげようかな」と安どした表情を浮かべた。塚本はそばで見守っていたマネジャーと目を合わせ「あぁ~うれしい。泣いちゃいますね」と声を震わせた。

 優勝賞金1000万円の使い道については、塚本が「子どもがいるので、学資保険とか(入る)。何が起こるか分からないので(笑い)。妻と子どもに感謝を伝えたい」と言えば、溜口は「(副賞で)米をいただいたけど、米を(買って)備蓄しようかな。子どものために」とパパらしい一面も見せていた。

 15年から審査員長を務めていた、ダウンタウン・松本人志(61)は今大会は活動休止中のため不在に。新たにシソンヌ・じろう(46)が加わり、大会史上初めて、審査員全員が歴代王者という布陣になった。(坂口 愛澄)

 ◆ラブレターズ 2009年にコンビ結成。塚本直毅がツッコミを担当。溜口佑太朗がボケを担当。ともに日本大学芸術学部卒業。「キングオブコント」で11、14、16、23年に決勝進出。塚本は放送作家の仕事もこなしている。溜口はヤクルトの大ファンでボールボーイをしていた経歴がある。ASH&Dコーポレーション所属。

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