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森保ジャパン 遠藤、守田で盤石のボランチ 底上げにパリ五輪世代22歳が秘める可能性

スポーツ報知 / 2024年10月13日 6時0分

練習で勢いよくボールに飛びつく藤田(カメラ・中島 傑)

 サッカー日本代表は12日、アジア最終予選のオーストラリア戦(15日・埼玉)に向けた調整を千葉県内でスタートさせた。最終予選3連勝、国際Aマッチの最多連勝8にも、あと1と迫る7連勝中の森保ジャパン。あえて死角を探すとすればMF守田英正(29)、MF遠藤航(31)が盤石のダブルボランチにトラブルが発生した時だ。26年北中米W杯まで見据えたパリ五輪世代のMF藤田譲瑠(じょえる)チマ(22)らボランチの底上げの必要性を、担当の金川誉記者が読み解く。

  *  *  *

 隙のなさが、逆に隙となりうるのがサッカーの恐ろしさだ。森保ジャパンは3戦14得点で無失点と攻守に充実。中でも司令塔役のMF守田と、主将で中盤の守備をつかさどる遠藤のボランチコンビは、替えの利かない存在となりつつある。同ポジションのパリ五輪世代、藤田は「レベルの高い2人。自分も早くそこで戦わないといけない」と超えるべき壁の高さは痛感する。裏を返せば、負傷など有事が発生した際のダメージは大きくなる。

 3バックは板倉、谷口、町田が好調で、負傷により招集外のDF冨安、伊藤が戻ればさらにポジション争いが激化する。アタッカー陣も人材が豊富で、久保、中村らが出番を待ちわびている。

 一方でボランチは前回の最終予選でも活躍したMF田中が控えるが、藤田は今回が2年半ぶりの代表招集。戦力として未知数だ。藤田は守備をベースに鋭い縦パスも備える万能型。サウジアラビア戦でMF鎌田の先制点をアシストした守田を参考に「隙があったら(前線に)飛び出すプレーを意識的にやりたい」と意気込む。伸びしろの大きい22歳は、守田の攻撃力、遠藤の守備力を兼ね備えた選手となる可能性も秘める。

 北中米W杯は出場チームが前回までの32から48に増え、決勝までの試合数も7試合から8試合に増加。W杯優勝という目標を見据えればターンオーバーは必須で、選手層の厚みが必要となる。予選突破を決めてから若手を試すという考えもある。しかし、息の詰まるような重い試合は、突破決定前でしか味わえない。3連勝と最高のスタートを切ったからこそ、さらに先を見据えた戦力の拡充は森保監督も考えるはずだ。

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