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ダルビッシュ古巣との対戦に敗れるも「ドジャースの人たちがいるから僕はここまで頑張れている」由伸に「僕も感動」

スポーツ報知 / 2024年10月13日 5時20分

◆米大リーグ・地区シリーズ ドジャース2―0パドレス(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースが11日(日本時間12日)、本拠地での地区シリーズ第5戦でパドレスに勝利した。メジャーのポストシーズンで初めて日本投手が先発で投げ合い、第1戦で5失点KOだった山本由伸投手(26)が5回2安打無失点の快投でPS初勝利。パドレス・ダルビッシュ有投手(38)は7回途中2失点の好投も実らず終戦となった。

  * * *

 たった2球、ソロ2発だけだった。7回途中3安打2失点の好投もダルビッシュは「悔しいですね、もちろん。もうオフシーズンに入るってちょっと実感がないというか…」。自身初の頂点を狙ったメジャー13年目の終戦に首を振った。

 2回2死、E・ヘルナンデスにソロを浴びたが、続く打者から7回1死まで14者連続アウト。多彩な変化球を巧みに操って、最速は95・7マイル(約154キロ)で、最遅が71・4マイル(約114・9キロ)と40キロ近い緩急も使って、翻弄(ほんろう)した。

 対大谷は2三振を奪うなど3打数無安打。2試合で計6打席を完璧に封じ「たぶん自分に気を使ってくれている」と冗談を交えながら「いろいろ考えてたやり方というか、それがうまく出せた」と、うなずいた。

 同地区のライバルで、特別な思いがある古巣との対戦に「簡単に終わるチームではない。ドジャースの人たちがいるから僕はここまで頑張れている。本当にすごいチームだなと思う」と潔く完敗を認めた。

 日米通算20年目の今季は、左脚付け根の張りによる負傷者リスト(IL)入りや、個人的な事情での制限リスト入りもあり、6月から3か月間登板なし。その間に「ルーチンを全部変えた」。試合前練習で早くグラウンドに出てランニングをし、毎日軽いノックを受けて反応を磨き、投球時の体の動きが安定した。「これっていうのを自分で見つけられたのはキーだったかな」

 38歳でも進化へ新たな挑戦を続けている。「人生でいうとほぼ死ぬ間近。いや、だから死にたくないってところが強い。その中で年齢に負けて消えていくってのは(嫌なので)、なるべくもがきたい。まだもっと良くなれる可能性はある」。来季が6年契約の3年目。ダルビッシュは野球道を極めていく。(安藤 宏太)

◆ダルに聞く

 ―第2、5戦と2戦連続で試合をつくった。

 「単純にカーブが(良かった)、今日はカーブ以外どの球でも、どのカウントでもストライクがある程度投げられていた。ここまでの状態に持ってこられたことは良かった」

 ―日本人投手同士の投げ合い。

 「ドジャースも山本君を(先発に)選んで信頼したってところに僕も感動しましたし、しっかり活躍した、山本君もいいピッチングしたってのはすごくうれしい」

 ―日米通算20年でも新たな発見も多い。

 「自分は野球しかできない、投げるということしかできない。その中でこれだけ評価していただいて、こういうところでまだ野球ができている。プロとして自分を改善していくってのは一番大事」

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